皆様、こんにちは
突然ですが、今日はマイ・バースデー
いつも公私ともに、大変お世話になっているCafeRiettaの本多理恵子さん、昨年発売になった大ブレイク中の著書『料理が苦痛だ』と大変インパクトのあるタイトルの著者。その、彼女が私のブログに記念投稿してくださりました
図々しく、誕生日にアップしたいとの願いを叶えてくれたのです。
では、いただいた記念投稿お読みになってくださいませ
以下、原文のママを載せさせていただきますね
↓↓↓
勝手に記念投稿「なおさんの紅茶」
眼鏡をかけてツインテールの彼女に初めて会ったのは、鎌倉裏駅・御成通りの「小川軒」だった。
1４年前に鎌倉に引っ越したばかりの私は、なんとなく「仕事をするならココで」と思って
いつの日か「求人チラシ」が貼り出されるのを待っていた。
これも引き寄せ・・・なんだろうか、１ヵ月もしないうちにアルバイト募集の貼り紙を見つけパートタイムで働くことになった。
そこで働いていたのが「なおさん」。（みんながそう呼んでいた）
「お遣い物の菓子折りを１０箱、すぐに配送してほしい」
「急ぎ誕生日ケーキをお願いできないか」
色んなお客様が来る「地元で愛されるお菓子屋さん」で「あの眼鏡の女の子じゃないと話にならないわ」と、熟練のお客様のご指名が後を絶たなかった。
そんな小川軒でのパートは私と同年代の女性が６，７人いた。
その中でも最も古く、最も仕事ができて、でも格段に若かったのが「なおさん」だった。
毎日の開店前は山のような仕事に忙殺される。
納品になったお菓子のチェック、陳列、店舗の掃除、注文の確認などなど・・・。
そんな中、私はある一言をいつも心待ちにしていた。
・・・「お茶はいりましたよー」
開店の１０分前には作業をすませ、全員でキッチンに集まりお茶を立ち飲みしながら業務確認という名の雑談をするのが昔からの習慣だったらしい。
どんなお客様がどんだけ来るかわからない「水商売」。
当然、どんなお客様にも満足して喜んでいただきたい気持ちは揺るがない。
けれど、それでも中には手を焼いたりクレームを受けたりすることもある。
そんな中、今日一日一緒に働く仲間とお茶を飲みながら「このチームで頑張ろう」という一体感は確実に仕事の質を上げ、みんなのモチベーションを高めていたと思う。
そんなお茶タイム、私は初めてなおさんのお茶を飲んで驚いたことを今でも鮮明に覚えている。限られた時間と設備で手際よく、でも実はものすごく丁寧に淹れられた朝のお茶。
何これ！！・・・う・・・う・・・うまい！
だいたい主婦なるもの「人に淹れてもらったお茶」は美味しいに決まっている。
けれど、なおさんのお茶は次元が違っていた。
茶葉は特に高級というわけでもなく、いわゆる普通の茶葉。
そしてお茶を入れるのも「手が空いた人」であり、必ずしも「なおさん」の仕事ではない。
だから当然違う人が淹れたお茶を飲むときもあった。
だけど確実になおさんの淹れるお茶は美味しさの次元が違っていた。
・・・同じ茶葉で淹れているのに・・・なんで？？？
聞けばイギリスに留学したり、都内の勉強会にも出向いたり、小難しい（失礼）紅茶についてのあれこれをイチからみっちり勉強したらしい。
そんなパートの出会いからしばらく時を経て、ここ数年、なおさんは紅茶の仕事に本腰を入れだした。
深沢の自宅にある隠れ家のような「紅茶サロン」。
大きな窓から眺める山々はイギリスの片田舎を彷彿とさせる（行ったことないけど）。
私が今まで出会った人の中でナンバーワンの「ホスピタリティー」を誇る「なおさん」。
そんな彼女が淹れたお茶。
シンプルだけど一度食べたら絶対忘れない美味しさのお菓子たち。
（サマープディングなんて美味しすぎて私は一生忘れない！マジで！！）。
ぜひ一度イギリスの片田舎的サロンで心のこもったおもてなしの時間を味わってほしい。
「お茶入りましたよー❤」の声を聞きながら。
注意：なおさんは一見繊細に見えますが、実は酒飲みでバカ話も大好物な面白い人です。
けれど、ものすごく「共感性」と「感受性」が高い素敵な女性でもあります。
あまりにも褒めたりすると感動して号泣することがありますのでご注意下さい（笑）。
湘南・鎌倉紅茶教室「Tea Lovers」
https://ameblo.jp/naorin-tea/
CafeRietta
本多理恵子 より愛をこめて
と、少々、誉めすぎじゃん
とも思いますが、素直にうれしー
いつもポンコツの私を彼女はいつも誉めてくれるんです 
誕生日にとっても素敵な文章を寄せてくれて、ポンちゃんありがとう
これからも、いただいた言葉を胸に頑張っていきます
15年ぶりに、あ、ツインテールだったな
を久しぶりに思い出しながら感動しています
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