今年もあとわずか。


10月末に訪れた北海道旅行は

とても心に残る旅行となりました。


私たちは旅行先でも、

自然に触れ合えたり、

野鳥を観察できるところを選びがち笑


秋の北海道では知床国立公園に行きました。

知床五湖を散策するコースは、

高架木道と地上遊歩道の2つがあるのですが、

私たちが選んだのは、地上遊歩道。


地上遊歩道を歩く場合は、

事前にレクチャーを受ける必要があります。

歩く時のマナーや

万が一、クマに出会した時の対処法などを

学びます。


もし道がぬかるんでいても

道を外れて歩かない。

クマに対しては、

人の存在をあらかじめ知らせるために

大きな声を出したり、

手を叩いたりして音で知らせるなどなど。


雄大な自然を目で、肌で感じながら、

危険と隣り合わせであることも意識しつつ

進みました。


ここはず〜っと昔から

たくさんの動物たちのすみかなのです。

そこに、人間の方が入らせていただくという

謙虚な気持ちが必要なのです。


現在の自然を守るためにも、

森へと入る前には靴底の汚れも丁寧に

ブラシで払い落としました。


運良くクマには出くわすことなく

コースを歩き終えました。


この環境が続きますようにクローバー



そしてこの旅行の最後の目的地は…

私が一番訪れたかった場所です。


猛禽類医学研修所


オオワシやオジロワシ、

シマフクロウやタンチョウヅルなどを

保護、治療する、

猛禽類の野生病院です。

(テレビ番組「ダーウィンが来た」や

「ワイルドライフ」などでも

取り上げられました)


治療を終えて野生復帰した個体もいるし、

それが叶わず終生飼育される個体もいます。


↓剥製のシマフクロウの名前はちびちゃん。

研究目的で設置された巣箱で

生まれたのですが、

成長異常があることがわかり、

このセンターで生涯過ごすことになりました。

シマフクロウの生態や

保全普及活動に貢献してくれました。


パネル展示。

学ぶことがたくさんです。


オジロワシの巣。


耳すましトンネル。




トンネル内は「森」が再現されていて

映像と音で楽しく学べます。



念願のバックヤードツアーに

参加してきました。


終生飼育のワシたちのケージ。


風車による事故を防ぐため、

新しい型の風力発電機に対する反応をみたり、

輸血が必要になったワシたちに

血液を提供したりもします。

しっかりとした役割を持っています。


診察室も、外から見学できました。


日々、命と向き合う現場では

喜びも悲しみもあると思います。

このツアーに参加して、

スタッフの方々の使命感を

とても強く感じました。


ただかわいいとか、

そんなたやすい気持ちではない、

とても強い責任感と使命感を。




周辺の釧路湿原は

太陽光パネルの建設が加速的に進んでいて、

そこに営巣する野鳥たちの生息地が

危ぶまれているそうです。


研究所の代表である齊藤先生たちが

SNSでも積極的にアップされてるので、

ご興味ある方はぜひ

見に行ってみてください!


また、

クラウドファンディングへの協力も

呼びかけられています。

グッズを購入することでサポートもできます。


私はバックヤードツアーのあと、

サーモスのケータイマグを買いました。


シマフクロウのヒナと、

エゾフクロウのヒナのイラストが

描かれています。


多くの人が関心を寄せてくれるといいな、と

思っています。




とても長くなりましたニヤリ


来年も

野鳥たちとの良いご縁があったら嬉しいな。


またよろしくお願いしますおねがい



どうぞよいお年をお過ごしください。