年末に近づく頃、人格が少しずつ変わり始めました。とにかく癌になったのは、祖母と父のせいだと罵倒したり、父への不満や文句を私にずっと話していました。電話を姉妹にしまくったり、その電話で助けて、迎えに来て…。
本当に気が滅入りました。
というのも、叔母から私が責められることが多くなってきたのです。

お母さんはいつも貴方が全てだった。それを今返すべきだ…もっと帰ってあげたら?

分かっていることだけど、息子の予防接種のために帰ってまたすぐトンボ帰り…私は私なりに精一杯だったので、本当に本当に辛い時期でした。
この話はまたいつかさせて頂きたいですが…母の方の親戚とは考えの相違が激しく母が亡くなったあとは縁を切りました。

さて、そうして人格が少しずつ変わって赤ちゃん返りのようになることも度々ありました。
例えば…
食事が運ばれたら周りの人を待てない。
とにかくずっと食べている。
私や父が息子を中心に生活すると、おしっこをしたりすることも度々ありました。

こんな母を見るのが一番辛かったです。それでも私の息子の名前を呼び、あやそうとしてくれてる姿はやはり母で…息子を寝かしつけながらよく涙を流しました。

もっともっと、息子との写真を撮れたら良かったなと思います。息子の記憶に残らなかったことだけがとても辛いです。