朝、妻が起きてこない。
朝ご飯を食べていても、一向に起きない。

喉が痛く、とてもダルいようだ。
夜もあまり眠れなかったみたいだ。

昨日のネズミ事件も相当影響しているのだろう。

「先週僕もそんなだったよ。」
「一日寝たい感じだよね。」
「学校休んだ方が良いんじゃない?」

今日は3人(ロシア人のヴィタリー、中国人のトマ、そして私)で登校。



帰宅すると、やはり丸1日寝ていたらしい。
そう。本当に1日中寝たい~、と心から思うのだ。

フランスに来て、そろそろ1ヶ月。
出発前から忙しかったので、疲れもピークだったのだろう。

でも、起きると結構スッキリしたみたい。
明日からもまだまだ長いから、気を付けないとね。
まだ週も半ば。

頑張りすぎると週末までもたないので、
平穏な一日を過ごしていた。

いつものように学校に行き、いつものように家に帰る。
そして夕食を食べていた。

しかし、妻がすごい顔をしてこっちを見ている。

「後ろにね、ネズミが死んでるの。。。」

ゾゾゾッ。



のぞいてみると、やはりいた。
誰も気付いていないようで、みな黙々と食事をしている。

「いすを後ろにずらすといるから、席立てないな。。。」
「どうリアクションしていいかわからないから、少し様子を見ようか。」

少しして、ロシア人のヴィタリーがお茶を取りに席を立った。
すると気付いたようで、マダムに小さい声で話し始めた。

でも、聞こえる。

「あの席のうしろに、ネズミが死んでいて。」
「彼は気付いているの?」
「これは重要なことなの。」
「できれば外に処理してきてくれない?」



彼が外に出ると、

「さあ、みんな目を閉じて。電気を消して。」
「これから大切なデザートが出てくるわよ。」

中国人のトマが質問する。

「なんで?」
「ヴィタリーが作ったの?」
「彼も学校があったけど、いつ作ったの?」

マダムの苦し紛れの作り話に、妻とあきれる。
そしてネズミを拾ってきたであろうネコが、机の下をウロウロしている。

「これがヴィタリーが作ったデザート。さあ食べましょう。」

ネズミがいたことを内緒にしたいのはわかるが、子供じゃないんだから。。。
これこそどうリアクションしたら良いんだ?



妻はその後食欲がなくなり、私もなんとか食べ終え、部屋に戻る。

「日本でもネズミなんて見たことないよね?」
「それだけこの家は汚いってこと?」
「でも、ネコがどこかから拾ってきただけだよね?」
「そうだとしても、そのネコが家に入ってきてるんだよ?」

あー、どうしよう。
明日から、大丈夫かな?
今日は夜、オペラを見に行った。
日本でも見たことないのに、フランスで見れるなんて。。。

学校帰りにマダムがチケットを予約してくれた。
一人36ユーロ(6012円)。

20:00に出てヴィシーの町中にある劇場へ。
みんな正装し、楽しそうに入ってくる。





私たちの席は2階のバルコニー席の一番前。
内装も素晴らしい。



また、こういう建物に来ると、すぐに天井を見てしまう。
とても綺麗だったので、パチり。







今日の公演は、LE QUATOURという名前の
バイオリン3人、チェロ1人の4人組。

当然クラシックの演奏も素晴らしかったが、
それに交えて、歌って、踊って、最後にはギターとドラムまで弾いてしまい、
その才能には脱帽してしまった。。。


※ユーロは、今日現在のレート:167円で換算しました。