~秀斗side~
「だからさぁ…よければ、勉強教えてくれない?」
…別に断る理由もないし…。
「秀斗は優等生だって瑞希に聞いたし♪いいでしょ☆」
瑞希喋ったな…(呆
「別にいいですけど…。」
「じゃぁ、早速教えてもらおうかな!!」
そう言い、彼女は筆記用具を取りに行った。
何を教えたらいいのか…。
確か王女とは同い年。
ってことは高3!?
今やっている内容を教えてわかるのか…。
それとも…。
「じゃぁ、先生お願いします。」
彼女が戻ってきた。
「…では、何からお教えしましょう?」
「そうねぇ…。英語!!今までできなくて困ったことが何回あったから(笑)ある程度の基本はわかるから、適当に…お願いします!!」
ある程度の基本とはどの程度だ!?
と思いつつ、了承し教える。
だが内容は難しすぎたみたいで理解していない。
やはり基本から教えるべきか!?
「あの…ある程度の基本とかどの程度なんでしょう?」
「え…This is a pen.とか?」
…それは、基本の基本だな…。
いや…基礎?
というか、
小学生でもわかるでしょ!!それ!!
「…何故英語が必要なんでしょう?本当に必要ならばそれなりに教わっているはずでは…?」
彼女は困った顔をした。
必要でなければ教わる必要もないし、
困ったことというのはそれほど大変なことではないはず。
「確か…3歳のときに外国の先生に教えて頂いてたけど、私の覚えが悪すぎて見放されちゃった(笑)」
いや…笑い事じゃないんですけど…。
「では、基礎からお教えいたします。」
「基礎って…私そんなにできてない…?」
自覚してないのか…。
「はい。」
あえて真顔で応える。
数時間後。
「終わったー!!」
「お疲れ様です。」
やっと終わり、お茶にすることに。
紅茶を入れ、王女に出した。
「あ、おいしい!!」
彼女の顔が輝いた。
「疲れてるからいつもよりおいしく感じるんですよ。部活の後はもっとおいしいですよ。」
隣に座り、一緒に紅茶を飲む。
流石、王宮の紅茶!!
いい紅茶だ。
「秀斗って部活してるんだ!!瑞希はサッカー部って言ってたけど、秀斗は何なの?」
そこにくいつくか!!(笑)
「バスケ部ですが。」
それからは昨日の瑞希と同じように学校の話を永遠にさせられた。
次回からは実晴sideです!!
お楽しみに…☆
というか読んで下さっている方はいらっしゃるのでしょうか…?
読んで下さっている方はコメントお願いします。