かなり長い間放置していました
久しぶりの更新です
今日8月6日は、忘れてはいけない日ですね
広島に原子爆弾が投下されたくさんの人々がお亡くなりになった日、
そして今もなお被爆による後遺症に苦しんでいるひとがいる現実があること
広島平和記念公園では式典が行われ、スピーチで心に残った部分を抜粋して記しておきます
平和宣言 松井一実広島市長
国民の生命と財産を守る為政者が、国民を戦争の道具として使い他国の罪のない市民の命や日常を奪っています。
そして世界中で、核兵器による抑止力なくして平和は維持できないという考えが勢いを増しています。
これらは、これまでの戦争体験から核兵器のない平和な世界の実現を目指すこととした人類の決意に背くことではないでしょうか。
他者を威嚇し、その存在をも否定するという行動をしてまで自分中心の考えを貫くことが許されてよいのでしょうか。
私たちは、今改めて『戦争と平和』で知られるロシアの文豪トルストイが残した
「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」
という言葉をかみ締めるべきです。
平和へのメッセージ 湯崎英彦広島県知事
東欧では侵略戦争が勃発し、あまつさえその侵略国は核兵器の使用も辞さないとあからさまな脅しを世界にかけるばかりか、
当事者でない国の人々さえ身を守るためには核兵器が必要だと言い始めています。
我々の多くが侵略者の脅しが単なる虚勢ではなく、実際に核兵器が使用される危険として認識したのではないでしょうか。
核兵器が存在する限り、人類を滅亡させる力を使ってしまう指導者が出てきかねないという現実を直視すべきです。
地球温暖化は200年、パンデミックは2年超かけて、人類の持続可能性に疑義を突き付けました。
核兵器は、誰かがボタンを押せば人類の持続可能性は30分かもしれません。
平和への誓い 子供代表 広島市立幟町小学校6年 バルバラ・アレックスさん、広島市立中島小学校6年 山﨑 鈴さん
過去に起こったことを変えることはできません。
しかし、未来は創ることができます。
悲しみを受け止め、立ち上がった被爆者は、私たちのために平和な広島を創ってくれました。
今度は私たちの番です。
被爆者の声を聞き、思いを想像すること。
その思いをたくさんの人に伝えること。
そして、自分も周りの人も大切にし、互いに助け合うこと。
世界中の人の目に、平和な景色が映し出される未来を創るため、私たちは、行動していくことを誓います。
挨拶 岸田文雄内閣総理大臣
非核三原則を堅持する考えを示したが、核兵器の開発・製造・保有を禁じる核兵器禁止条約には触れなかった。
挨拶 アントニオ・グテーレス国際連合事務総長
私たちは、広島の恐怖を常に心に留め核の脅威に対する唯一の解決策は核兵器を一切持たないことだと認識しなければなりません。
今こそ平和を拡散させるべき時です。
被爆者の方々のメッセージを聞き入れてください。
「もう二度と、広島の悲劇を引き起こさないでください。
もう二度と、長崎の惨禍を繰り返さないでください。」
そして今日ここにいる若い世代の皆様へ。
被爆者の方々が始められた任務を成し遂げてください。
世界は、この地、広島で起こったことを決して忘れてはなりません。
犠牲者の皆様の記憶、そして生き残った方々が残してくださった遺産は決して消滅することはありません。
二度と核兵器が使用されない事、平和を祈ります

