家を建てて3年後。

札幌から義理の両親がお隣にやってきた。

ここから私は暗黒時代に突入する

今でこそ笑い話にできるが…

怒りとくやしさで夜寝れず、何度泣いたことか

誰かのヒントになれば、うれしいです

オバタリアンになる理由

姑の理不尽な言動の数々に心が支えきれなく

なったとき、とうとう体が反応した。

当時、娘５歳息子２歳。

私は、毎日のように義両親を病院や買い物に

連れて行き、ヘトヘトだった。

（もちろん２歳の息子を連れて）

そこにきて、姑の無意識の嫌味をシャワーの

ように浴びる日々。

その日も、買い物に行かない予定なのに、

勝手に行くと勘違いして、ご立腹の様子。

「１０時だけど買い物行かないの？」と

内線がかかってきた。

幼稚園のお友達とお花見するので、バタバタ

準備に追われている私。

説明しても、らちが明かず我を通す義母。

仕方なく車を出すことに。助手席には姑。

「買い物行かないんじゃ、

野垂れ死んじゃうでしょ。」

カチーーーン

自分でタクシーで行けばいいじゃん！

昨日、行かないって言ったのに！！

怒りマックス！！

でも、何も言い返せない私

とにかく、

猛烈にこみ上げる怒りを必死に我慢

すると…

運転している私の手がぶるぶる

震えだした

人は強烈な怒りをものすごーく我慢

すると、手が震えだすらしい

初めての経験だった

よく、小説などで表現される

「怒りに震える」というやつだ。

買い物が終わり義母を送り届け、お花見会場に

向かう道中、私は涙が止まらなかった

子どもにばれないよう、音楽を大きめに流すが

娘が気づいた！

「ママ、なんで泣いてるの？」

「音楽に感動したんだよ」

なんとか、ごまかした

体は正直。

もう隠せない。

このままじゃ私がつぶれる。

子どもにも悪い影響がでてしまう。

夫に相談することにした。

それまで、義母に対してのいろんな思いは

一切、夫に伝えてこなかった。

限界がきて、ようやく自分の気持ちを伝える

ことができた。

泣きながら話す私の思いを、夫は真剣に聞いて

くれた。

もし、聞いてくれなかったら離婚だったろうな。

夫「あなたは、なんでも自分で背負いすぎる

面がある。できないときは断っていいよ。

断ったからって、あの人たちは根に持つタイプ

じゃないから。」

そう言ってもらい、少し救われた。

でも、私は姑に対して断るのが超苦手

だった。なぜなら、

いい嫁と思われたかったから。

でも、

自分が壊れないため、子どもを守るため

私は腹をくくった。

義両親に嫌われてもいい

どう思われてもいい

そう覚悟ができた。

徐々に断れるようになり

１０年経つ頃には、

姑「○○さん、漬物いる？」

私「いりません。」

姑「○○さん、誕生日プレゼント何がいい？」

私「いりません。お気持ちだけいただきます。」

みたいに、ハッキリ言えるようになった

しまいには、姑が私のことを怖い

と夫に漏らしていたみたい

私は、悟った。

オバタリアン←死語だけど

という言葉があるが、

誰もなりたくて、なっているのではない。

結婚してたくさんの苦難をのり越える中で

オバタリアにならざるを得ない

環境があるから、なるのだ。

こうして、女性は強くなる。

ある見方をすれば図太くなるのだろう。

でも、それはがんばってきた証

オバタリアン、万歳だ

嫁姑日記/猛烈な怒りを抑えたら…体に異変