今年に入ってから、
まだ2か月しか経っていないのに、
痛ましい事件が 続いています・・・
同じ 人間として、
命を絶たれてしまった人の悲しみ と
その命を奪った人間への憤り を
2か月の間、繰り返しています。
昨日、
犯人逮捕の発表があった事件・・・
報道ニュースを見ながら、
息子が
一言、言いました。
息子に
言ってはいけない と 教えてきた言葉でした。
でも、
その言葉 を聞いた時、
(あぁ、この子の感覚は まともなんだな。
加害者にも きっと被害者にもならないだろう) と思いました。
今朝の新聞で、
被害者の子が通っていた中学校校長の話や
教育機関、今後の政府の対応の話を読みました。
被害者の子と 息子は同世代です。
記事を読み終わった後に、
ふと 息子が通学している学校の先生方の言葉を
思い出しました。
ひとつは、
ある時の担任先生との三者面談での会話。
「○○○、我慢してないか
」と 尋ねる担任先生。なんのことかというと、
俗にいう -いじられキャラ- らしい息子。
時には それがエスカレートして、
いじめに発展しそうな時が 何度かあったようなのです。
実際、息子から、
状況を何度か聞いていました。
先生の言葉に
息子は「え
してません」「本当か
我慢してるんじゃないか
」「本当にしてません」
先生が 繰り返し聞いたのには理由がありました。
クラスメイトの誰かが、
「○○○は、我慢している、
○○○は、本当は 嫌なんだと思う」と
先生に 相談していたからなのでした。
息子は、
皆目見当もつかない誰かが、
自分の事を 先生に相談していたという事に とても驚き、
照れくさそうに「誰だろう」と言っていました。
親としても、
先生にも クラスメイトにも
感謝の気持が湧きました。
もうひとつは、
生活指導主任の先生の言葉です。
「他校生徒と 関わりを持つな」
これは、もうすぐ春休みになりますが、
そういう長期休みの前に言われた覚えがあります。
近くのアミューズメントパークなどに、
生徒同士で行かないようにという注意でした。
「もし、どうしても行くと言われたら、
○○先生が駄目だと言っていた と
私の名前を出して下さい」と
生活指導主任の先生は 仰っていました。
具体的に 経験したトラブルを交えながら話して下さった、
その先生の言葉には、
生徒を守るという 心強い意思も感じられました。
息子が 通学している学校の
今の先生方は、本当に熱心だと思います。
それは、
授業だけでなく、
決して容易でない今の時代を、
子供たちが どうやって生き抜いていくかという
未来へ繋がる部分にも感じられます。
学年末試験を終え、
早速、朝から河原の公園へ遊びに出掛けた息子。
今の息子は、
周りの大人に見守れているという安心を、
友達への信頼を、
ちゃんと実感出来ているのではないでしょうか。
ひとりの親として、
ひとりの大人して、
全ての子供達がそう感じられるように、
努力していかなければならないと痛感しています。