今月で父が定年退職します。
わが父ながら波乱万丈な人生で、勤続年数は30年くらいですが、
立派に勤めあげてくれました。
といってもあと2年くらいは今の職場で仕事をするそうですが。
とりあえずはお疲れ様、です。
父は昔、某生命保険会社の社員でした。
そこで、母と知り合い、8歳の年の差を経て結婚しました。
しかし、結婚したとたん二人で寿退職をし、実家のある茨城県に帰ってきました。
最近でこそ転職は簡単に聞く言葉ですが、そのころはいろいろと大変だったようです。
で、大学に戻って単位を取得し、教員となりました。
旦那さんや彼氏が会社をやめたり転職したりすることに対して、
まだまだ理解できないという彼女、奥さんが多い中、
私が旦那自身の退職・転職についてかなり楽観的でいられたのも、
ひとえに私の両親の例があったからかもしれません。
旦那の転職についても、私の両親は心ではいろいろと心配していたにせよ、
何も言わずに見守ってくれました。
とにもかくにも、両親からレールを引かれた覚えは一切なく、
というか、引かれていたのにあえてずれて生きてきたのかもしれません。
教師という職業についても、変な毛嫌いがありました。
それも両親の影響を変に受けたからかもしれません。
まあ、いずれにせよ、そんなこんながあって、私と兄という二人の子供を無事にそだててくれた
父、そして母に感謝する今日この頃です。
父には子供たちからささやかなお礼として時計をプレゼントしました。
グランドセイコー SBGT019というものです。
大事に使ってほしいなあ。。。という思いを込めて、自分なりに奮発しました!
改めて自分の両親の軌跡を振り返ってみて、見習わないとなあ、ということもあって
新しい発見をした瞬間でした。





