宮菜穂子オフィシャルブログ「菜時記」Powered by Ameba -4ページ目

ご観劇ありがとうございました!

「初恋」

〜朝まだきの、春の雷雨の思い出ほどに〜

2日間の公演が終わりました。



演出の栄作さん

珠城りょうさん、羽多野渉さん、高橋愛さん

スタッフの皆様、

そしてご来場いただきましたお客様、

ありがとうございました。


昨年よりハードルが高いっ、どうしようっと

稽古初日に冷や汗でしたが、

短いながらも濃密丁寧なお稽古を経て、

共演の個性溢れる熟練の温かい皆さまとの

底抜けに楽しいセッションのような

本番の4回でした。


(舞台上手椅子からの景色)


舞台観劇は少しずつ叶うようになってきましたが、

自分が舞台に、というのは久しぶりのこと。


双子にまみれている日常から飛ぶ非日常は、

前にも書いたかもしれませんが、

やはりわたしの特別な日常、

呼吸のできる場所でした。


(ところざわサクラタウンは最高の遊び場)


よく喋り、

すでに世界は自分たちが全て手中に収めているかのような大人顔の双子と共に生活する日々は、

発見と驚きの連続で、

赤ちゃんの時期を経てさらに

音と色彩に満ち満ちています。


発する言葉に、並々ならぬ身体の動きに、

その発想と想像力に、

柔らかくいたいと願いながらも固まりつつある

己が脳と身体と精神が常にストレッチされている感じ。

これは何物にも変え難い。


忙しいパパちゃんに

早朝に、そして深夜にあぁだこうだと双子の報告をして笑いあい、

成長を互いに刻めることもかけがえのない時間。


しかし時折

少し立ち止まって、

自分の定点を確かめ、

個人としてわたし自身を切り離して見つめるには

やはり劇場空間が一番深呼吸のできる場所であり、

わたしが自分を取り戻すことのできる「自然」

なのかもしれない。


そんなふうに思いました。


大自然に触れるのも、

朝焼け、夕暮れ時にただただ包まれるのも、

野菜を切るのも、気に入った洋服に身を包み歩くのももちろん有り難い時間。

本当は本を貪り読みたい。

その時間がなかなか、、(泣)


機会を得て、沢山の協力を得て、

異次元に身を飛ばして、一期一会の出会いとセッションにドキドキする時間の贅沢さよ。

お客様のあたたかさよ。


しかしこんなに短い期間でも

双子のお迎えやら何やら

本当にたくさんの方の協力なくしては成り立たず、

ただただ感謝です。

パパちゃんにも友人たち、ママ友、サポートしてくださる方、幼稚園の先生方にも。

そして双子たちよく頑張った。


(帰り道の東所沢駅ホームにて)


今回はその双子も観に来てくれました。

ちゃんと観れたようで。

物語りについて質問のたえない数日を送っております(笑)

4歳で出会うツルゲーネフ。。。



さて。

パパちゃんの歌舞伎座での超歌舞伎の初日を目撃できなかったことが何よりも悔やまれますが、

無事幕が開き、

2日目にわたしも観劇させていただきました。


2016年からの超歌舞伎の軌跡を思うと、

もうここには書ききれない、

感無量です。


待ちに待った歌舞伎座での超歌舞伎、

無事に千穐楽を迎えられるよう祈ります。

超応援、超サポート態勢完了!