「私を構成する9枚」④ | Grayhounds・ナオキvsボランドールの28回目の神経衰弱

「私を構成する9枚」第四弾!

筋肉少女帯「筋少の大車輪」
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小学校の中学年くらいだったろうか?
僕は横浜は日の出町、伊勢佐木町あたりの街が大好きだった。

昔から古本屋さんが好きで、休日に父親にせがみ月一くらいで連れて行ってもらってたんじゃないかなと思う。

その頃の伊勢佐木町には古本屋さんが沢山あって、日の出町駅前の路地や、今ではドンキになってしまったオデオンの中、伊勢佐木町通りの中にもあった。
模型屋なんかもあって僕にとっては一日中いても飽きないような街だった。

父親にしても遊園地なんぞに連れて行くより100円、200円のマンガを二冊も握らせておけば子供が大喜びだったのだから安いもんだったのじゃないかと思う。

そんな僕は今でもあの街が好きだ。
今でも、少し時間が空くとフラフラとあの辺りに行ってただただブラブラするのが楽しい。

挙句、20歳台前半にフリーターになった時もあの街を選び、関内でバイトとバンドの日々を過ごす事になった。

もちろん、暗黒の高校時代にもヒマを見つけてはフラリと立ち寄って本を物色していた。
その時になんだか読みやすそうだなと、オーケンこと大槻ケンヂ氏のエッセイに出会った。

読むと、オーケンも僕と同じ様に自分が何者かもわからず、もがきつつも面白おかしく「のほほんと」生きているではないですか!
僕は一気に共感を覚え、オーケンのエッセイを読み漁っていくようになる

それからオーケンのエッセイを見つけては伊勢佐木町近辺の古本屋で買っていた。

僕の好きな映画の「青春デンデケデケデケ」の存在もオーケンのエッセイで知った。

エッセイを6、7冊ほど読んだ頃だろうか。

僕はある時、この大槻ケンヂ氏のやっている「筋肉少女帯」というバンドの音楽を聴いた事がない事に気がつき、近所のTSUTAYA…いや、その頃は「リバティーハウス」というレンタル屋にこのベストアルバム「筋少の大車輪」を借りに行った。

メタルというジャンルは初めてだったが、すんなり受け入れられたのを覚えている。
「なんだこの歌は?」というのと「かっこ悪いけどカッコイイなあ」と思いBOΦWYの「MORAL」同様、登下校の必須アイテムとなった。

大槻ケンヂ氏にはそれまで「なんだかわからない自分」だった僕を覚醒してもらったような気がする。「別にダメでもイイじゃない。のほほんと行こうよ」と。

最後に僕の文章、旅日記を稀に褒めてくれる方々がいるが、僕の文体、視点等々はこの大槻ケンヂ氏の影響を多分に受けています。

もし興味のある方は是非大槻ケンヂ氏のエッセイをご一読されたらよいかと思います。

絶対面白いから。




3月
23日(水)小岩ジョニーエンジェル
24日(木)立川AAカンパニー
27日(日)関内ハートアンドソウル
29日(火)恵比寿ジャンケンポン 
30日(水)五反田ロッキー

4月
1日(金)新百合ケ丘ルート66
5日(火)小岩ジョニーエンジェル
11日(月)川口ショックオン
13日(水)五反田ロッキー
16日(土)新柏パタータ
17日(日)千葉バハマ
19日(火)立川AAカンパニー
23日(土)新宿ジョニーエンジェル
ボランドール劇団ライブ!
シャンソンロックの世界を体感してみませんか?
25日(月)小岩ジョニーエンジェル
26日(火)恵比寿ジャンケンポン
29日(金)新百合ケ丘ルート66


ボランドール劇団の今後の公演
5月5日(木)町田プレイハウス
6月1日(水)高円寺UFOクラブ


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