父と母が離婚して、父に連れられた私は
3~4年ほど、親戚の家に預けられた。

父とも、母とも離れて暮らした
空白の時間。

その数年は、自分の事なのに、今思い出しても心情が良く理解出来ないが、とにかく荒れていた。

まだ6.7歳だった私は、毎日のように嘘や、万引きを繰り返しては
親戚にも愛想を尽かされ、また次の親戚の家へ…

親戚中を転々としていた。


親と離れ寂しい気持ち。
自分の置かれた状況が分からずに不安な気持ち。
母に捨てらてたという悲しい気持ち。

そんな思いが、幼かった私に悪さをさせたのかもしれない。


それから数年後、父が再婚することになったと聞かされた。


『新しいお母さんが出来るんだって。』


ちっとも嬉しくなんかなかった。
それよりも、本当の母の所に帰りたかった。


『お母さん、どうして私を迎えに来てくれないの?』

とても悲しい気持ちになった。