幸福というものについて色々とお話をした
その話題の中で友はショペンハウアーの話をしてくれたのですが、動物は肉体化した現在であり、死ぬ瞬間に初めて死を知るという話は大変興味深く、過去や未来に思考や言動が制限されること無くただ眼前に広がっている現在をいかに生きていくかが素晴らしいかを再認識させてくれました。過去の蓄積と未来への希望も自分たらしめる要素の一つであるが、心の安寧という点においては話が変わってくる。
自分が満足いくよう生活し、墓場までの快適な日々をいかに実現していくかというのが人生の大きなテーマであり、そのヒントに成り得る手段であったり思考方法はこれまでの偉大なる先人が築き上げてきてくれたものだ。だが、ただなぞるだけでは全く持って無意味。実践し試行錯誤を重ねる事に価値があるのでこれからも大切にしたい。
世の中のあれこれに対して解像度が不鮮明でもいいから見聞きして感じたものを言語化し、咀嚼したうえで如何様にして結論を導くのかというプロセスは日々行っていくべきだろう。自分の揺るぎない部分というものを確立させたのちに拡大させていく必要がある用に感じられる。認識が揺るがないものや揺ぎ得るものひっくるめて自分で咀嚼できる範囲が世界の全てなので。なるべく広げていきたい