【抗えない映像の呪縛に心せよ!!】がキャッチコピーでナレーション、無駄な調査一切無しのアムモ98を代表する心霊ドキュメンタリーシリーズの新シリーズNEOの第11弾。
1.夜のメロディ
投稿者が深夜になると聞こえるという不気味なメロディが鳴っていると思われる場所を友人と一緒に探している時に撮影した映像。
映像序盤からうっすらと聞こえるメロディと深夜の住宅街の静けさの中で無事にメロディの発生源を探し当てるとメロディが止まり、帰ろうとした瞬間周囲から重なる様にメロディが流れ出すという流れは予想できる展開。
続いて投稿者が踠く中、周囲な白い空間に覆われて空間の奥から人と思われる存在がこちらを覗くという展開になりますが、あんまり怖くはないです。
〈夜のメロディ、感想〉
メロディが鳴り響き踠き、白い空間に行ったにも関わらず投稿者がカメラを絶対に離さないというのは心霊作品の投稿者の鑑です。
2.木霊
公園で遊んでいた小学生が木に留められた赤いセーターを見つけた際にスマホで撮影した映像。
小学生である投稿者の癖が強い投稿者インタビュー。
不可解な形で木に留められているセーターを友達と撮影しながら話をしていると、スマホのカメラがフリーズし赤いセーターを写すと、袖から手が伸び襟から不気味な顔をした女がカメラの方を睨みつけます。
女の顔の目が表情が変わらず目だけ動くというのは怖い。
後日、同じ友達とセーターがあった場所に行くとセーターはありませんでしたが、スタッフが映像を編集している時に、赤いセーターがあった木のそばに人の骨と思われる物体が写っている事に気づきます。
誰が、どうやって、どのように赤いセーターを木に留めたのか謎すぎるエピソードです。
〈木霊、感想〉
小学生の投稿者というのは心霊作品の投稿者としては珍しいけれど喋り方の癖がすごい。特に「この、スマホで(ドヤッ)」。
赤いセーターから覗く顔の目が動きながらのカメラ睨みはホント怖いです。
後日撮影した映像の友達が赤い服を着ていたので
何かに繋がるのかと思ったが偶然でした。
3.シンガロング
心霊スポットと噂の廃村に友人と3人で行った時に撮影した映像。
真っ暗な中、[くるナ]と書かれた赤いセーターを着た案山子が既に不気味、しかも瞬きしてる。
案山子を無視して先に進むと突如として現れた男に声をかけらますが、映像では機械の様な声に変化していて聞き取れません。
引き返すと映像序盤に有ったはずの案山子が無くなっていて、友人のひとりが歌を歌い出します。友人に聞くと知らない曲と言いつつ歌を歌い出すと、今度はもう1人の友人も歌を歌い出します。
投稿者が必死に声をかけると友人2人は正気に戻り、友人が「何あれ?」と指指した方向にカメラを向けると下半身がない女がかなりのスピードで向かってきます。
3人は車の近くまで逃げますが、友人の1人がおらず、車の後部に友人を見つけて声をかけようとすると、友人の声で「目的は果たした....」という言葉と共に首が落ちます。落ちた首をよく見ると先程の案山子と同じだと分かりますが、案山子が着ていたのは赤いセーターではなく友人の上着でした。
友人は5日後に下着姿で数百キロ先の街で彷徨っている所を見つかり入院。
投稿者ともう1人の友人がお見舞いに行くと、友人は何かに怯えてしまい、友人の両親から今後のお見舞いを断られてしまいます。
インタビュー後、スタッフは映像が撮影された場所近辺を調査しましたが、心霊スポットや廃村といった噂はありませんでした。
インタビュー後の投稿者との電話で映像が撮影された日、男に声をかけられた後引き返す際に男に何かを渡されたとの事ですが、何を渡されたかは不明なままエピソードは終わります。
〈シンガロング、感想〉
真っ暗な道に現れた案山子は瞬きするし生きている人みたいで怖い、リアルでも案山子という存在だけでも夜見ると怖いというのに。
カメラに向かって来る女はただ勢いよく迫って来るだけの為怖くないです。
4.ソロキャンプ
動画サイト用の映像を撮影する為、山間部にある河原にソロキャンプに来た際に撮影した映像。
河原にある石、川にあった少し大きい黒い石を利用した焚き火でいろんな画角で撮影された映像に黒いスカートを履いた女と思われる下半身がカメラの方向に向かってきます(投稿者は気づいていない模様)。
下半身が写った状態で画角を変える為、投稿者がカメラを持ち上げると足の胴から上が無く、胴回りは燃えている様に見えます。
〈ソロキャンプ、感想〉
肉を焼く匂いに導かれた霊。肉を焼いている時に使用した黒い石に取り憑いていたから胴回りが燃えている様に見えたのか、下半身が映り込む映像の為怖さは無いです。
5.彼ノ世の曲
投稿者が所属する軽音サークルには代々伝わる曰く付きの伝説、軽音サークルにかつて所属していた霊感を持つ女性が幽霊から教えてもらった曲とされる【彼ノ世の曲】。彼ノ世の曲を聴いた軽音サークルの者は、人体の一部を損傷したまま遺体となって発見され、投稿者の友人も【彼ノ世の曲】のビデオテープを倉庫から持ち帰り見てしまった翌週、投稿者と出かけた先で亡くなってしまいます。
①友人と出かけた時に撮影した映像
出かけた先でスマホで撮影された映像の終盤、どこかからうっすらと聞こえるメロディが聞こえ友人は倒れます、友人が映像を撮影している最中に撮影した5枚の写真には、徐々に近づく女の霊が写っていました。
(赤い服に黒いスカート、徐々にカメラに向かって近づいて来る女霊のアップの目力が凄いです。)
友人が倉庫で見つけたというビデオテープを投稿者は倉庫を整理する前週、友人のバッグの中に入っていたのを見ていました。何故友人は倉庫で見つけたと嘘をついたのかが分からないまま警告映像に写ります。
②彼ノ世の曲のビデオテープ(警告映像)
廃墟の階段部分で赤い服と黒いスカートを履いている女が、【夜のメロディ】と【シンガロング】、【彼ノ世の曲】のスマホ映像で流れていたメロディと同じ曲を歌っていて、女の左側には人らしき影が行ったり来たりしています。ノイズが途中度々混ざり映像が女のアップに切り替わると、女の顔から別の顔が重なる様に浮かび上がった後、顔が歪み、最終的に女の顔が別の顔になった直後、緑色のノイズが混ざり映像は終わります。
〈彼ノ世の曲、感想〉
彼ノ世の曲のビデオテープを見た翌週に心筋梗塞で突然死というのがリングっぽい。
女が徐々に迫って来る5枚の写真も友人が良い感じで呪われていた感が出ていたので良かったです。
〈呪われた心霊動画XXX_NEO11、感想〉
NEO10はNEO08から続いていたオノタエコ編でしたが、今回から【廃村と彼ノ世の曲】という新たな呪いの連鎖の序章という印象を受けました。
XXXシリーズからの謎のキーワードやNEO05にも出てきたキーワードも警告映像に出てきたので、NEO12以降に新しい呪いのエピソードがどの様に展開していくのか楽しみです。