過食嘔吐が始まったきっかけは、
よくあるかもしれないけどダイエットでした。



大学に入って一気に体重が増えて、このままじゃやばいと思って、夕食を抜いて毎日ジムに通ってプールを泳いで1年間かけて10キロ太った体重を2ヶ月で8キロ近く落とした。



その後、法律の資格の勉強のために勉強に集中したくてジムを退会し、毎日図書館に通った。



それまで食事を抑えていたのと、勉強のストレスでご飯が止まらなくなった。



食べてしまうのに運動できない、、、
そんな状況が続いたとき、ある日、吐いた。

最初は食べ過ぎた時に吐くくらいだったのに、ある時、いっそ吐くくらいならいつも我慢している揚げ物やパンをたっぷり食べてから吐こう。

そう思ってからは、坂道を転げるように、過食嘔吐にはまったショボーン

ずっとずっと我慢してたパン屋お菓子が好きなだけ食べられる、その開放感、一瞬の充足感は私を過食嘔吐に依存させるのに充分だったのかもしれない。

そこから、10年以上、まさか最初はそんなに続くと思ってなかった。でも結局10年以上そして今もまだその呪縛から抜け出せてない。

"太ってはいけない"
その思考から、いろんな自分の中での食べ物ルールが出来上がった。

病院に通った時もあったけど、そのとき自分にとっては意味のないように感じた。

薬も、カウンセラーの先生の言葉も、効かなかった。

25歳の時、とてもとても大好きな恋人ができた。その人との恋愛はしんどくて、私がいつも追いかけてる恋愛だった。

彼に過食嘔吐の事は言っていたけど、彼は責めなかった。むしろそーゆーメンタルの面を支えたいと思う体質だったので、いつも相談に乗ってくれた。
でもそれが間違いだったかもしれない。彼に成長していると思われたいが為に、改善しているように自分を偽っていたかもしれない。

過食嘔吐は症状が出ないから治ってるわけじゃない。

症状は出てなくて、我慢だけをしている時もある。
食べ過ぎるのさえ我慢すれば、私は嘔吐せず我慢できる。
また食べたとしても、走ったり歩くことで嘔吐するの我慢もできる。
そんな努力をして何とか回数を減らしている時期もあったけど、そんな我慢は続かず、嘔吐が減った時期を過ぎると、反動のように、過食嘔吐を繰り返す時期もある。




そんな私が変わってきたのは、その彼と別れた後、28歳の時




そのとき独身で、一生このまま1人なのか?
仕事はずっと今の仕事を続けるのか?
(2018年の12月末まで金融機関の営業してました)
毎日何かに追われて本当に不安の日々で、
毎日合コンに行ったり、誰かと遊んだり、日々何かを埋める作業でいっぱいいっぱいだった。

いっぱいいっぱいだった私はある日このアメブロで、ある人のブログを発見した。
それが縁でその人のセラピーを受けることになって、だんだんと自分の凝り固まった考えや、人生の不安が少しずつだけど解けていくのを感じた。

でもすぐに過食嘔吐が治るわけではなくて、
セラピーは半年以上受けたけど、それでもまだ昨日のようにたまに過食嘔吐の症状が出る。

それはまた私の中に過食嘔吐の原因になるような理由があるからで、

それは何より、自分を受け入れるということ。

太っている自分を許せない。
過食嘔吐する自分を許せない。
旦那さんよりカロリーを取る自分を許せない。
結婚式で太ってる自分を許せない。
仕事を辞めたのに、家の家事を十分にできない自分が許せない。
仕事を辞めたのに、まだ服など買い物を続けてしまう自分が許せない。
 整理整頓できない自分が許せない。
旦那さんに強く言ってしまう自分が夜せない。

誰からも愛されるような自分でいたい。

でも本当は自分が1番自分を愛してない。
それがわかっているから私の中の自分が、泣いて泣いて泣いて、食べ物欲しがるんだ。
だから、今日から私は私を許す。まだ痩せたいと思う自分も許す。でも食べてしまった自分も許す。そしていろんな欲求を抑えられなくてもそんな自分も許す。

そして何よりそんな自分を愛してくれる旦那さんのことも許す。

自分も許して相手も許して

良い関係を築くこと。それが私の幸せ。

どれだけ素晴らしい生活をしていても、どんなけ痩せていても、どんなに綺麗な奥さんだったとしても、ガチガチのルールで自分を追い詰め、相手にもいろんなことを押し付けてるような生活は、絶対に幸せじゃない。

そんなの嫌だ。


そう思ったから過食嘔吐は昨日で卒業した。