単元未満株での取得についてちょっと考えてみました。
4月は欲しい価格にならずに取得ができませんでした。振り返ってみると、欲しいなって思う配当利回りから計算した指値を入れてたんだけど株価が上がっていったので約定できなかったのです。株価が上がったからといって、欲しいと思う配当利回りが下がるわけじゃないから、結局翌週も同じ指値で入れて、やっぱり約定しないってのを繰り返してたように思います。
高配当株投資は手堅い銘柄を長期間保有するのが基本だから「納得できる値段にならなければ買わない」ってのは正しいとは思うけど、「買わなければ配当は貰えないよね」って気持ちもあります。欲しい配当利回りを確実に確保するための指値なんだけど、ちょっと考え方を変えてもいいのかな?って気がしてきました。その結果が「単元未満株での取得」です。
SBI証券ではS株というそうなんですど、その特徴は、
・数百円であの有名企業の株主に?1株から株が購入できる!
・買付手数料無料!
・24時間いつでも注文が可能!
ってことなんだそうです。
気を付けなきゃなんないなのは、「配当は貰えても優待は貰えないこと」、「取得時に買指値ができないこと」それに「売却時に売指値ができない上、売却手数料はかかること」のみっつかなって思います。
「優待が貰えないこと」は、優待を狙う銘柄じゃなければ問題はありません。
「買指値ができないこと」は、株価が思ったように落ちず取得できない。結果として配当収入も得られない。ってことや、株価上昇に釣られてズルズルと買指値を上げてしまうこと。ってこととのバーターかな?って気がします。
「売却時」の問題は、売却しなければ問題になりません。ただ、評価益があれば利確して、次の投資先に資金を回したいって気持ちもあります。だから「最終的には100株の取得を目指す」って方向でいきたいと思います。
具体的な買い方だけど、6月末に権利確定日を迎えるJT(2914)を対象にするとして考えてみました。
・優待はないから問題ない。
・JTは5月2日の終値が2,934円で一株配当が188円だから今の配当利回りは6.4%あります。多少、控えめに6%の配当利回りを目指すこととします。そうすると、目標とする単価は3,133円(188÷0.06=3133.33)。100株の取得額の目標は313,300円(=3,133円×100株)
・権利付最終日は6月28日(水)だから、取得のチャンスは5月8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)、6月5日(月)、12日(月)、19日(月)、26日(月)の8回。最後の6月26日(月)は調整用に残して、19日(月)までの7回で取得することとします。目標とする取得額(313,300円)を取得回数(7回)で割って、1回毎の取得額は44,757円(=313,300÷7)です。
・1回毎の取得額を5月2日の終値で割って、5月8日(月)の1回目の取得を計算。15株(15.25=44,757円÷2,934円)です。
・2回目以降も、同じような計算をして、週末のうちに取得数を決めて注文をしておきます。
株価の値上がりが続くと、1回あたりの取得数はだんだん減っていくこととなるので、もしかしたら100株に満たないかもしれません。そのときは6月26日(月)に8回目の注文をして100株にしても良いのかな?って気がします。
株価が反転、値下がりがしていくと評価損が出てきます。ただ、毎週買い続けるので、値下がった分配当利回りも良くなっていきます。
まだ時間もあるから、もう少し考えてみようと思うけど、こういうやり方もありなんじゃないかって気がしています。