貴方は、紳士のティータイムというものを知ってるかい?
スイスロール(バニラ)にミルクティー。
・・・これだよ。
かつて千利休は「躙口」という例え身分が百万石大名であろうと
庶民であろうと関係なく頭を下げなければ入れない、
小さな出入り口の中に狭い茶室を設けた。
茶室においては身分の差など生じない、それが彼の築いた世界観。
・・・それだよ。
足の踏み場も無い様な狭い空間で、社長椅子に座る私に見下ろされながら
あぐらをかく事を強いられる。
その静謐とした世界の中で聞こえる、私の道徳的な説諭。
・・・それなんだよ。
そして、その茶室の中でエリック・クラプトンの「Change the World」を聴きながら、
スイスロール(バニラ)をモニュモニュと喰らい、
ミルクティーをがぶ飲みする私。
一見だらしなく見えるその姿だが、全て侘び寂びが隠されている。
そう、まさにそこにこそ千利休が提唱した小宇宙があるのだ。
誰であろうと、この茶室では丸裸にされる。
丸裸のロックンローラーに。。ロックバルーンは99と言えようか。
http://www.youtube.com/watch?v=n_zGS1VRwQw
・・・ふぅ、皆様にお分かりいただけただろうか??
茶の心、和の精神というモノがなんであるのか。
正直、今日の所はその本質までお話してはいないのだけど、
いずれ触れたいと思う。茶の世界というのは本当に奥が深い。
私は死んだら、一度千利休にお会いしてみたい。
そしてスターバックスで語り合いたい、そして聞きたい。
「オレは本当に正しかったのだろうか?」・・・と。