フルボッキな気持ち



ショートコントVol.345 「独立」


「なぁ鈴木、オレもそろそろ実家を出たいと思ってんだよ」


「なんで??てか、お前酒臭いんだけど」


「猫飼いたいんだよ、猫」


「マジで??てか、お前酒臭いんだけど」


「そんで、実家から徒歩5分のところに家賃3万のアパートを見付けたのね。

台所とトイレと風呂共同だけど」


「お、条件よくね??今日からすぐに申し込めよ」


「バカッッ!!呪縛霊がいたに決まってんだろ!そんなモン!呪縛霊だけはイヤ!他はどうでも良い!」


「・・・見えたのか??」


「ウン♪」


「・・・酔ってんだろ??」


「え!!そ!!全然だいじょ~ぶっすよぉ!何でそういう冷たいこと言うのぉ??


「ベロベロですね」



ショートコントVol.346 「告白」


「なぁ由美子、ぼ、ぼ、ぼくと結婚し・・・なぁ由美子、100円の使い捨て商品を売るのと、

1000円で何度も使える商品を売るのは、どっちが儲かると思う??」


「時代のニーズに応える事ね」


「そうか、由美子はそう考えるか・・・はぁ~(溜め息)」


「酒臭いわ、なおさん」



~二年後~



「なぁ由美子、ぼ、ぼ、ぼくと結婚し・・・なぁ由美子、ゾンビって体が腐ってるから動きが鈍いと思う派??

それとも脳のリミッター外れてるから超動きが早いと思う派??オレはロメロ派」


「あたしはバタリアン派」


「そうか、由美子はそう考えるか・・・はぁ~(溜め息)」


「酒臭いわ、なおさん」



フルボッキな気持ち

・・・すいません。


酒に酔った勢いで、ついやってしまいました。