皆さんは、どれだけ自分のことを知っていますか?
大学時代の私は、そんなことを考えていませんでした。
ろくに自己分析もせず、社会的なステータスや今後求められる知識やスキルばかりに
目を向けた結果、見事に就活・就職に失敗しました。
入社1ヶ月で適応障害になった経験から、自分らしくないことは続かないことに気づき、
求められる自分ではなく、本当の自分になり、正直に生きようと決めました。
その結果、人目を気にせずに働けるお仕事に出会い、寂しさを埋めるだけのお付き合いや住み心地が悪い家を手放したことで、
自分にとって心から幸せ・安心できる環境を作れるようになりました。
自分にとっての理想を作るためには、外側の答えではなく、私がどう感じるのか、自分の心に向き合い、言語化することが大切です。
例えば、
・何をしている時にテンションが上がるのか
・何が起こったら、イライラするのか
・どんな状況に孤独を感じやすいのか
・何をしている時が楽しいのか
など、「〇〇な時に、△△の気持ちになる」と知ることが大切です。
私の場合だと、
・教えている時が楽しい
→「〇〇だから、△△になる」や具体例を自然に話すことができ、人からも褒められる。
(逆に私がそうしないと理解できないので)
・職場は人目がつかない場所で働きたい
→足音や電話の音、話し声、周囲の状況にいちいち反応してしまい、疲れやすい。
自分の好きなように、自分が心地よくなれる空間・環境で仕事をしたい。
・急な予定変更
→コントロールできないとわかっていることでも、イライラしてしまうため、臨機応変な対応が多い職業を避けた。
など、皆さんにも「こんな時にこうなりやすい」というのがあります。
自分の幸せに気づき、自分の心に従って決断・行動している人は、幸福度が高いと言われています。
実際に私もそうです。
誰かが可愛いと言っているお洋服でも、着ていて心がワクワクする、気分が上がる洋服しか買っていないです。
また、この資格を取ったり、この勉強をしておいた方がいいよと言われても、自分が心から求めているものでなければやりません。
確かに前もって知っておくことも大切ですが、必要がないと感じたことを知ったり、
勉強するのって辛いし、努力している感覚になるんですよね。
かつては私も「将来のために」とか言って勉強していましたが、結局そういう気持ちで始めたことは続きませんでした。
自分の取扱説明書を作って、自分の傾向を知らないと、苦手なことがあった時に
「自分が悪いからこうなっているんだ」と自己犠牲の状態になりやすいです。
私も苦手なことがあった時は、そんな風に思っていました。
しかし、自分にあるものを活かした時は、頑張っていないのにそれなりの結果が出るし、
やっていて楽しいし、終わった後も充実感で終わるんですよね。
ここを伸ばしていけばいいのに、特に日本人は苦手を克服することに時間と体力を使います。
そう教えられたので仕方ない部分はありますが、ここに気づいたあなたは卒業して、本来の生き方に戻りましょう。
それこそが、自分の取扱説明書の作成の始まりです。
自分が幸せだと感じることにエネルギーを注ぎ、自分も他者も幸福にしていくことこそが最大の社会貢献です。
それが当たり前の世の中になりますように。
それでは、今日はこの辺で!