最近、大学の先生から学んだことをシェア。
その先生は、データサイエンスを専門にされていて、
「データを正しく読み取るために見抜きたい注意点」というテーマのミニ講義を受けました。
私はデータを扱うことが苦手で、難しいと避けていたので、
そんな自分でも理解できるのか不安でしたが、全然大丈夫でした笑
その内容とそこから学んだこと、それをどう活かしていきたいかの3点に分けて、お伝えしますね。
世の中には「びっくりグラフ(別称:詐欺グラフ)」と呼ばれるグラフが存在しているのです。
びっくりグラフというのは、数値に間違いはないけど、
都合よく見せ方を変えることで、不安を煽ったり、販売を促すグラフのことを表します。
例えば、縦軸と横軸の幅を変えることで、数値の変化はあまりないのに、あたかも大きな変化があるように見せかけたグラフもあります。
また、都合の良いところだけ切り取って、あたかも自分の地区の素晴らしさを誇張するグラフもあります。
また、数値的には大した変化はない、何なら減っているのに、図を徐々に大きく見せることで、
「こんなにも実績を出していますよ」や「こんなに効果が出ますよ」と伝えているグラフもあります。
今回、画像は貼れないので言葉だけだとイメージがつきにくいかもしれませんが、
例えば、株を買うときに値動きが気になると思います。
その際、グラフも参考にすると思います。
その際、見て欲しいのが、どの部分を切り取っているかです。
例えば、「この株は下がっているから、売れていない。でも買わせたい。だから、株の調子がいい時期を切り取り、おすすめしよう」
と、せこいことをしようとしている場合、株価が上がっている時期だけグラフにします。
そこで、「この株は下がっている時もあるけど、こんなに伸びている時もあるよ」って見せられたら、
「それなら、それを信じて買ってみようかな」と疑いを持たず、買う人がいる可能性があるんです。
しかし、実態として上がっていたのは、ほんの数日程度で、年単位で見たら株価も価値も徐々に下がっているなんてことがあります。
ネットで調べてみると、実例をまとめた記事もありますので、興味がある方は調べてみてください。
あと、この講義を受けて驚いたのが、身近なところでたくさん転がっていたことです。
データや数値は変えていないので、データ改ざんにはなっていないのです。
しかし、見せ方を変えることで、やばいと危機感を持たせて不安を煽ったり、素晴らしさを誇張するケースがあるのです。
しかし、これを学んだあなたは、パッと提示された図やグラフを信じるのではなく、
そのグラフを見た上で言っていることとグラフの情報が正しいのか判断してから、その先どうするかを決めて行動できると思うので、
びっくりグラフに出会ったとしても、「出たな笑」と堂々といてくださいね。
私はこの事実を知り、学んだことから、パッと見た情報をすぐに信じるのではなく、
まず疑いの視点を持って、本当に正しいのか自分で判断できるようになることが大切だと思いました。
みんながいいとかやめた方がいいと騒ぎ立てる中で、
「本当にそれって正しく伝えているの?」と冷静になれることは、かなり強いです。
それが、真実を見抜くことだと思います。
グラフ以外にも、真実を見抜いて欲しいことがたくさんあります。
ニュースやSNS発信で報じられている内容なんかも、
「これさえあれば!」とか「このスキルを身につけておけば!」って言っていますが、
それって、その方やその時代の価値基準でしかなく、
あなたの人生に必要かと言われたら、必ずしもそうとは限りません。
だって、少し前は「プログラミングのスキルを身につけた方がいい」って言われていましたが、
今となっては、チャットGPTが教えてくれる時代なんですよ。
プログラミングに興味があるなら、たくさん学んだらいいと思うんです。
でも、本当は興味ないし苦手だけど、そのスキルを身につけないと食っていけないって言われたから、我慢してやろうって
楽しむために生きているのに、そんな気持ちで取り組んでもつまらなくないですか?
時代によって、求められるものは変わるので、それに合わせていくことも大切です。
しかし、自分軸なくして真の価値提供なんて、できないのです。
この真実をだいぶ見破れるようになってから、承認欲求の発信にも揺さぶられなくなりました。
混沌とした激しい時代だからこそ、どんな時も、何が起こっても、そのコンテンツやその方が本当は何を伝えたいのか。
その奥底の真の事実に気づき、あなたらしく生きていきましょう。
それでは、今日はこの辺で!