毎週木曜日のブログでは、『エルシーブイFM769 諏訪21万人ラジオ』という、長野県諏訪地域限定のコミュニティー放送に私が書いている、「アダムソン直生の新潟だより」を、リクエストの曲と共に紹介させていただいています。
今回のテーマは、『ワーキング・ウーマン in 花柳界!』です。お手紙は、パーソナリティーのさっちゃんこと、平河祥代さんに宛てて書きました。さて、どんなお話と曲が出てくるでしょうか。どうぞ、楽しみに読んで下さいね。![]()
☆ ワーキング・ウーマン in 花柳界! ☆
さっちゃん、それから『トワイライト交差点』をお聞きの皆さま、こんばんは。
12月に入り、街路樹のイチョウが、すっかり黄色い葉を落として寒そうですが、さっちゃんはいかがお過ごしですか?![]()
さて、先週末、ダーリンが大学のキャンパスを離れて、「新潟のまちの魅力発見」というテーマで、市民の方々を対象とした、公開講座の講師を務めることとなり、私も視聴者として参加しました。
その講座は、市内の料亭『有明(ありあけ)』さんで行なわれ、ダーリンも含めて3人の外国人の先生方が、母国と新潟とを比較して、新潟の魅力を探るということと、新潟の伝統文化の1つである、古町花街の芸妓(げいぎ)さんお三方との交流もありました。![]()
私にとって、とても印象的だったのは、芸妓さんたちに踊りを見せていただいた時でした。とっても綺麗で、うっとりしながら拝見しましたよ。
ところで、芸者さんというと、さっちゃんはどんなイメージを持っていますか? 勉強不足の私は、今までかわいそうな悲劇のヒロインといったイメージを持っていました。
例えば、映画『SAYURI』(2005年)では、貧しい漁村に生まれた少女が、京都の花街に身売りされていくという始まりでしたし、川端康成の小説『雪国』に登場する主人公の愛人、19歳の駒子は身寄りがなく、旦那さんと死別したことをきっかけに、芸者として働き始めるようになりました。
しかし、今回の公開講座では、20歳前後の若い芸妓さんとの質問コーナーがあって、そこでお聞きしたところによると、彼女たちは18歳で高校を卒業してから、職業として芸妓の道を自ら選んでいるとのことでした。![]()
私たちが大学で教えている学生と同い年くらいの若い女性たちでしたが、ワーキング・ウーマンとして、またプロのエンターテイナーとしてのプライドと自意識というものが感じられました。
興味深いお話の1つに、芸妓さんたちを養成する会社があることでした。![]()
インターネットで調べたところ、『柳都(りゅうと)振興株式会社』は、日本三大芸妓の街として、京都の祇園や東京の新橋と並び称されてきた、新潟古町の伝統文化を守り継承していく目的で、昭和62年に地元有力企業約80社が出資して、全国初の株式会社組織、芸妓養成および派遣会社として設立されたそうです。
その会社に勤務する芸妓さんたちは、現代風にいえばOLさんなのかも知れませんね。![]()
今日のリクエストは、Joe Cocker の『You are so beautiful』をお願いします。
芸妓さんたちは、普段あまり外食せずに自炊したり、お化粧ののりを良くするために、お肌に気を使ったりするそうです。![]()
それでは、Joe Cocker の『You are so beautiful』を、ユーチューブよりお聞き下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=wlDmslyGmGI
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