毎週木曜日のブログでは、『エルシーブイFM769 諏訪21万人ラジオ』という、長野県諏訪地域限定のコミュニティー放送に私が書いている、「アダムソン直生の新潟だより」を、リクエストの曲と共に紹介させていただいています。
今回のテーマは、『レディーファーストは誰のため?』です。お手紙は、パーソナリティーのさっちゃんこと、平河祥代さんに宛てて書きました。さて、どんなお話と曲が出てくるでしょうか。どうぞ、楽しみに読んで下さいね。![]()
☆ レディーファーストは誰のため? ☆
さっちゃん、それから『トワイライト交差点』をお聞きの皆さま、こんばんは。
新潟では、雨が降ったり強い風が吹いたりして、冬将軍の到来が近づいている感じですが、諏訪の方はいかがですか? ![]()
突然ですが、さっちゃんはレディーファーストを経験したことがありますか?実は、先日私たちがよく行くレストランで、レディーファーストについて考えさせられる、出来事がありました。
席について、ダーリンがトイレに立った後、私はウエイトレスさん2人に取り囲まれて、矢継ぎ早に質問されたのです。
「ねえ、ねえ、いつもうらやましいなあって見てるんだけど、旦那さんはどこの国の人?」 「椅子を引いてくれたり、コートを着せてもらったり、外国の男性って、いつもレディーファーストなの?」
そこで、私はハタと気付きました。確かに、イギリス人のダーリンは、外では私のために椅子を引いたり、コートを着せてくれたり、ドリンクがセルフサービルのお店だと、コーヒーを持ってきてくれたりと、かいがいしくレディーファーストをします。
しかし、家の中ではどうでしょうか・・・。よく考えてみると、朝コーヒーを入れるのは私ですし、主にご飯を作るもの私です。
ところで、私がレディーファーストを初めて体験したのは、3年ほどイギリスへ留学していた時でした。
例えば、私は国際ロータリー財団から奨学金をもらって、レスター大学で勉強していましたが、現地のクラブ例会で講演する機会があり、夕食を挟んでの会における私の扱われ方は、まるで女王様のようでした。
大学教授や医者、公官庁の管理職の中年男性30人ほどが、食事を始める時に、「A lady and gentlemen」といって、レディーが私1人であることを強調して乾杯![]()
ちょっと私がトイレに立った時には、何と同じテーブルにいた5人が、食事の手を止めて、立ち上がりました。
さらに、7年前にダーリンはひざまづいて、「Will you be my wife?」(ぼくの奥さんになってくれませんか?)とプロポーズしました。![]()
まさに、白馬の王子様といった感じだったので、この人と結婚したら、お姫様のような生活ができるかも知れないと思い、即イエスと答えました。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。
このように考えると、レディーファーストというのは、いったい誰のためのものでしょうか? ![]()
妻や恋人のための習慣なんでしょうか、それともただ単に人に見せるためのものなのでしょうか。レディーファーストについて、疑問を感じている今日この頃です。
今回のリクエストは、『プリティー・ウーマン』のサウンドトラックより、ロイ・オーブソンの「Oh, Pretty Woman」をお願いします。この映画の中でも、レディーファーストの場面がよく出てきますよね。![]()
それでは、『プリティー・ウーマン』を、ユーチューブよりお聞き下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=xzgqkU5a9Uk
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