本来でしたら、毎週木曜日のブログでは、『エルシーブイFM769 諏訪21万人ラジオ』という、長野県諏訪地域限定のコミュニティー放送に私が書いている、「アダムソン直生の新潟だより」を、リクエストの曲と共に紹介させていただいています。
しかし、昨日は台風が大暴れしていて、新潟だよりを載せるのを忘れてしまいました。1日遅れになりましたが、「アダムソン直生の新潟だより」を読んで下さい。
今回のテーマは、『シャネルと私の共通点!』です。お手紙は、パーソナリティーのさっちゃんこと、平河祥代さんに宛てて書きました。さて、どんなお話と曲が出てくるでしょうか。どうぞ、楽しみに読んで下さいね。![]()
☆ シャネルと私の共通点! ☆
さっちゃん、それから『トワイライト交差点』をお聞きの皆さま、こんばんは。
10月になり、ブーツやショールなど秋のオシャレを楽しむ季節でもありますが、さっちゃんはいかがお過ごしですか?![]()
さて、ファッションといえば、ダーリンと私は映画、『ココ・アヴァン・シャネル』を見に行きました。女性の憧れのブランド、「シャネル」の創始者の生涯を描いた映画で、アメリを演じたオドレイ・トトゥが主演です。
私はこの映画を通して、シャネルの人生にとても関心を持ち、また僭越(せんえつ)ながら、シャネルと私の共通点も見出しましたので、今回はそのことについてフォーカスし、紹介させていただきますね。![]()
シャネルは、今から120年ほど前の19世紀後半にフランスで生まれました。日本では明治時代のことですが、フランスでも当時厳しい身分制度があって、貧しい家に生まれたシャネルは、子供の頃に母を亡くして父にも捨てられ、孤児院で育ちました。
成人してからは、とある田舎町でお針子として働き、夜はキャバレーで歌って生計を立てました。そこで、貴族のバルサンに見初められ、パリ郊外に移り住むことになりました。![]()
そのような折り、バルサンの仕事仲間であるイギリス人の実業家、アーサー・カペルと出会います。カペルは、シャネルの才能をいち早く見出し、パリに帽子店を開く資金を提供しました。これが、シャネルが起業するきっかけとなったのです。
当時のヨーロッパの女性ファッションは、コルセットで腰をきつく締め付けるタイプのものでしたが、その後シャネルはコルセットをなくし、女性が自由に体を動かせるようなファッションを次々と発表し、注目を集めました。![]()
ところで、シャネルの最愛の恋人はイギリス人の実業家でしたが、私の最愛の恋人であるダーリンもイギリス人です。私も彼に才能を見出された口だと思いますが、同時に私も彼の才能を見出し、彼が研究者としての才能を存分に発揮できるように協力しています。
ちなみに、ここでいう「才能」とは、天から特別な人が与えられるものではなく、だれもが等しく持っている能力だと私は信じています。![]()
シャネルの映画を見ていて、とっても悲しいと思ったのは、彼女が最愛の恋人とも身分の違いで結婚できなかったことです。結局カペルは身分目当てにイギリス人の資産家の娘と結婚し、シャネルは愛人という立場に甘んじることとなりましたが、このことが彼女を強くしたのかもしれませんね。
さて、今日のリクエストは、ジャズ・バイオリニストの寺井尚子さんのアルバム『Dreamdancing』より、「Under Paris Skies(パリの空の下)」をお願いします。![]()
ココ・シャネルがパリの空の下で、新しい時代のファッションを創り上げて行ったことを想像しながら、ユーチューブよりお聞き下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=4BHjNKag3hQ
