フランスで初めてお医者さんに行ってきました。

病気になったわけでなく、妊娠して産婦人科の初検診まで随分先で
その前に血液検査をした方がいい、と昨年出産したフランス人の親友から
アドバイスがあり、どんなものかとお医者さんに行くことに。

ところで、こちらでは誰でも好きなお医者さんに行けるわけではなく、
最初にホームドクター(かかりつけ医)を探さねばなりません。

家からそんなに遠くないドクターへ予約の電話をしたところ
新規の患者は受付けていません」と言われました。

げげまたか。。。フランスってこういうもんなの
患者を断るってそんな、、、、

前回、婦人科に新規で問い合わせた時も同じことを言われましたので
これがパリのような都会と、やや田舎の違い?なのでしょうか。

パリなど都会でお医者をやる方が儲かるので、
田舎は医者が少なく困るそうです。





他のドクターに電話すると、話は聞いてくれ、
「とりあえず今日来てください」と。

我が家は車がないのでやじるし
暑い中、つわりもあるのに徒歩25分くらい歩き、辛かった。

住宅街の一際大きな家の1階の1部がクリニックでした。

家の門を通り広々したお庭を通り、
ドアが開いていて、そこが入り口でした。




着くと真っ白い小さめな部屋に受付も何もなく、
椅子とテーブルに無造作に置かれた雑誌だけ。

診察券はないのか?受付はどーなってるの?!とキョロキョロ。

するとドアから60歳くらいのドクターが現れ、
着いた人が順番に診察室に入るようだ。
(すでに2人患者さんが待ってました)

次に自分の番になり「Bonjour」(こんにちは)とドクターと握手してから
診察室へ入ると



え?ここ病院?カピバラ
なんかオフィスっぽいな(笑)という印象。

ここでは診察というより問診。
あなた英語を話すの?じゃフランス語と英語、どっちがいい?」と聞かれ
「じゃぁ英語でお願いしますスポンジ・ボブ」と言ったにも関わらず

「やっぱ勉強になるからフランス語で話すよとホントにフランス語タラッ・・・


妊娠したということで最終生理日はいつだったか?
日本で仕事してて、こちらでもまだ仕事してるのか?
こどもの頃にかかった病気は?
アレルギーはあるのか?
どんなワクチンを今まで受けたのか?etc...

ここのお医者さんに行くのは初めてなので
こういう質問だったのかもしれません。





今もう新規の患者は受付てないんだけど、
今妊娠中ということと、海外(日本)に住んでたということで特別受け入れますよ
と言われました。

妊婦であること、そして外国人であることで救われたのかなsad*

語学学校の友人も言ってましたが、何件か新規でホームドクターを探して断られ、
義両親がかかってる医者だというコネクションでどうにか受け入れてもらえたそう。

フランスの病院は日本と全くシステムが違うので、さっぱりわかりません。
日本に暮らしてた旦那さんもよくわかってないくらい(笑)





結局、ホームドクターが決まっただけで、保険の都合上、
血液検査などありませんでした。
数週間後の産婦人科の初診で検査等全てを行うらしい。(無料)

1人でドクターにも行けないのは良くないですが、
単なる風邪ではなく、妊娠ということで旦那さんも文句なしに
一緒に来てくれました。それにしても、ドクターのフランス語、
すごーーーーい早口でしたよ!困った顔31人じゃ無理無理泣く

海外生活をして1人で病院に行き、お医者さんとやり取りし、
理解できるレベルになる、
これができる人はすごいなと思います病院

日本で暮らしてると当たり前で気付かないことですが、
異国の地に住んで初めて大変さがわかりました。