博物館と遺跡、どちらも見て周るつもりでしたが、
まだお日様がてっぺんに昇っていない内に遺跡を
見学することに
遺跡には屋根がありませんからね
ちなみに日傘はさすがにハイキングに不向きなので、
UVカット効果のある帽子に、似合わないサングラスで
日除け対策鼻、高くなりたいなぁ・・・
チケットを購入して、てくてく坂を上っていきます
緑と遺跡の組み合わせ、何度見ても素敵です
赤いポピーに白や黄色、紫色の小さなお花が
咲き乱れています
そうそう、デルフィのご紹介を少し
B.C.6c.頃に全盛期を迎えた都市で、古代世界では
「全世界の中心地=地球のへそ」と信じられてきた
聖地で、「アポロンの神託」もここのアポロン神殿で
長く執り行われていました
山の斜面に建てられた石造りの巨大な遺跡は
なかなかの見ものです
こちらはだいぶ復元されている「アテネ人の宝庫」
マラトンの戦いで勝利した記念にアポロン神への
奉納物として建てられたものなのだそう
ちなみに、ここのちょっと手前に、「へその石」の
レプリカが置かれています
斜面に沿ってジグザグの道を上っていくと、件の
神託の内容は、政治的なことから個人にかかわる
身近な問題までさまざまであったと言われています
こちらの神殿、上から見ると、こんな感じ
単に古い遺跡と言うだけではなくて、聖地であったと
いうことを考えると、想像力も膨らむものです
こちらも、すばらしい状態で残っている古代劇場跡
絶景をバックに、いったいどんな演目が演じられて
いたのでしょうか・・・しばし妄想の世界へ
ほかにも色々な建造物の跡などを見られます
配水設備なんかもきれいに残っていましたよ
今は自然にできたお花畑になっているけれど、
ここでスポーツの祭典が行われていたそう
ちなみに客席はローマ時代に寄贈されたものとのこと
入口まで戻り、更にバスが来た道を戻って、
アテナの聖域などを見にいくか悩みましたが、
時計を見るとこの時点で13時ころ
博物館もしっかり見たいので、博物館を優先
木陰で持参したギロ・ピタ(昨夜買ったもの)で
ランチをしていると、にゃんこたちが寄ってきます
嬉しいけど、5-6匹も集まってきちゃったので
悪いけどご飯は私が独り占め
ちなみに博物館にもカフェテリアは併設しています
デルフィの街にもタヴェルナが数軒ありました
お腹も膨れたところで、 博物館へ
アルカイック期からローマ時代まで、デルフィの
聖域が歴史を追うごとに変遷していく様子や、
レリーフなどの出土品が展示されています
結構大きな像も多かったです
そしてこれと同じ部屋には、こちら
これがオンファロス=へその石、です
巫女さんはこの石の上で神託を仰いでいたとのこと
きれいな形で残っていることも、手綱や上半身
部分の衣服のドレープの表現がすばらしいです
のんびり周っていたら、もう14時半
街へ戻って、見晴らしのよいタヴェルナで
甘~いフラペチーノとともにのんびり
日記を書いたり、今日は帰ったら何しようかな、
とか、明日は早起きしてここに行きたいなぁ、とか、
いろいろと考えているとあっという間
帰りのバスは少し遅れて16:30頃出発
途中、往路と同じ休憩所に寄って、19時過ぎには
ホテル近辺へ到着です
プラカ地区でこまごまとした小物なんかのお土産を
購入し、お目当てのお菓子屋さん「le chocolat」で
チョコレートを購入
そしてお夕飯は、ギリシア最後の夜ということで
アクロポリスふもとのレストランへ
こちらのお話は、また後日
パッキングなんかに時間もかかって、この日は
深夜1時頃の就寝です・・・