自然にギリシャ語での挨拶も出てくるようになってきた
旅行6日目の朝は、すっきりしないお天気
朝一のバスでカマリ経由にてティラへ向かう予定が、
ティラから戻ったらすぐにサントリーニを出られるよう
準備していたら、ちょぴっと間に合わず・・・
制限時間のある今日は、1時間のバス待ちもちょっと
もったいないので、TAXI会社へ電話して交渉
カマリからはミニバスが出ていない曜日らしいので、
直接ティラの8合目まで上ってもらうことにしたら、
あちらの言い値は40Eとのこと
往復お願いしたいので、もう少し何とかならないかしら、
なんて軽いつもりで言ってみたら、片道35Eに
い、言ってみるものですね
例の食材で朝食と持参ランチのサンドイッチを
作って、出発
フィラ・カマリの町を過ぎ、40分くらいであっと
いう間に古代ティラ入口付近に到着
2時間半後に、ここへ迎えにきてくださいねと
運転手さんへ伝え、チケット売り場へ
チケット購入場所から10分くらい上ったあたりに
地図がなくても迷わないような小さく見晴らしの
良い遺跡で、管理人さんもいるし、各遺跡の
説明盤も出ています
少し見難いですが、左:獅子、右:鷲の彫刻です
当時からこんなに美しい曲線を彫れていたの
ですね・・・
山頂は霧雨が降ったりからっと晴れたり、
変わりやすいお天気風も結構ありました
これは市場あと
こちらは教会あと
これは・・・公衆浴場あと
こんなにしっかりした形で残っているのは、
素晴しいですよね
真っ青な空と海をバックに、なんて素敵
開場直後と言う早い時間だったためか、私一人しか
来場者がいなくて、聞こえるのは風の音、虫の羽音
(お花の季節なのでハチさんが多いです)と鳥の声だけ
何だか遺跡を独占している気分
1000年と長く栄えた古代都市の静かな遺跡の
隙間から顔を覗かせる小さな草花の様子は、何だか
「天空の城ラピュタ」の景色を彷彿とさせます
一人だから、思う存分想像・妄想をめぐらせる
ことができて
ここを古の人が行き交っていて、今その遺構に
自分が立っているんだ、なんて感慨に耽っていたら
涙まで出てきてしまいました
しばし、静かに感動
小さな遺跡なので、1時間もあれば十分に
周ることができます
のんびり腰掛けて、静かなランチタイムを過ごしたり、
小さく歌ってみたり、草原にねっころがってみたり
そうそう、山の上なのでカマリの美しいビーチも
よく見渡すことができました
約束の時間になり、帰りのTAXIでは熟睡
別れ際、運転手さんに「とてもいい経験を
したんだね。朝会った時よりもいい表情を
しているよ」なんて言っていただきました
13時にホテルをチェックアウトし、14時半の
送迎まで最後のイア散策をして、車で30分ほどの
アティニオス港からサントリーニ島に別れを告げ、
古代ティラへのプチ情報(と言うほどのものでもありませんが・・・)
・この古代ティラへのミニツアー、この時期はカマリの旅行会社より
週3日程、80-90Eくらいで催行されているみたいです。
・ちなみにカマリからも40分ほど整備された道路を登っていけば
古代ティラまでいけるそうです。
ただ、カマリの町以降は商店等ないそうなので、水の調達など
用事は町で済ませてからのほうがよさそう。
・時間に余裕があれば、イアからはフィラ経由でカマリまでバスで
1時間ちょっと(待ち時間考慮せず)、3.2Eくらいで行けるはず。
・階段らしい階段のないところも多いので、入口まで車で向かう
場合もスニーカーにジーンズが安心かと思います