自己紹介にも書いていますが、本を読むことが好きです
でも、知識を得る為に!とか、哲学的思想にふけりたい!
というのではなくって、単純に、頭の中を空っぽにして
空想の世界に浸るのが好きなだけなので、
基本はフィクションばかり読んでいます
昔から、そういう空想の世界が大好きでした
小学校のときとか、毎年4月に新しい教科書が配られますよね?
配られたその日に、国語と道徳の教書の「物語」ものを読破してました
今日は、そんな私の読書史を。
基本的に「狭く・深く」という性格なので、一人お気に入りの
作品を見つけると、その作家さんの作品ばかりを読むようになる、
という傾向があります
小学生の頃は、「クレヨン王国」シリーズが大好きでした
私が小学生の頃はアニメ化とかされていなかったので、
アニメ版のほうはよくわからないんですけど・・・
きっかけは小2のときにお友達が持っているもの(「花うさぎ」
だったかな?)の表紙絵があまりにもかわいらしいので、
借りて読んだら、作品内容もとても幻想的で、すっかり
その世界観の虜になってしまいました
シリーズ中でも一番の長編になる(8巻くらい出てたような)
「月のたまご」とかになると、恋愛要素も絡んできて、
当時の私には理解が難しかったのですが、それでも作品の
空気感が大好きで、図書館へ行くたびに借りるくらい、
はまっていました
中学生の頃は、星新一さんのショートショートや、
ヨースタイン・ゴルデルさんの作品を読み漁りました
星さんの作品は、けっこうなブラックユーモアに溢れている
のですが、異星人や近未来がモチーフにされている作品も
多く、子供でも読みやすかったです
ちょうど高校受験の頃、星さんがお亡くなりになられた頃で、
面接官の先生と、作品の話で盛り上がったなぁ・・・
すき間時間にも読める作品なので、今でも実家に帰ると読んだりしてます
後者はノルウェーの哲学の先生なのですが、「ソフィーの世界」を
書かれた方で、作品は子供が主人公であることが多く、
童話風なのでとても読みやすいです
翻訳されているものはひと通り読んだのですが、中でも、
「カード・ミステリー」のどきどき感が大好きでした
同じ頃、親がサスペンスものをよく読んでいたので、ちょっと
大人の真似をしたくて、赤川次郎さんの「三毛猫ホームズ」
シリーズも読んでいたのですが・・・
超こわがりやな私には、血の出てくるシーンを想像しただけで
(しなきゃいいのに、しちゃうんです・・・)、毎回貧血を
起こしかけてしまって・・・
私には向いていなかったみたいです
高校生の頃は、江国香織さん・吉本ばななさんの作品が
大のお気に入りでした
中でも、江国さんの「デューク」という、亡くなったはずの
飼い犬が、人間の青年に姿を変え、正体を明かさないまま、
主人公に会いにくる、という泣けてしまう系の作品が大好き
ラストのほうの、デュークと主人公の別れ際である夕方の
雑踏シーンは、見たこともないのに、まるで自分が
その場面にいたんじゃないか、っていうくらい、鮮明に
私の頭に焼き付いています
しかも、この作品、私の大学入試の時にセンター試験で
出題されたのです
もう、悲しくなっちゃって、試験どころじゃなかったです・・・
作者は違いますが、この頃読んだ作品で他に特に
印象深いのは、フランス映画「ポネット」の小説版です
小さな女の子が、母親の死を受け入れるまでの物語なのですが、
主人公の女の子のいじらしさが、いとおしくて、いとおしくて・・・
本を読んで号泣したのはこの作品が初めてでした
この頃は、柳美里さんの作品や流行っていた「本当は恐ろしい
グリム童話」なんかも、恐る恐る読んだりしました
(柳さんの作品も、私には刺激が強すぎました・・・)
大学生になってからは、太宰治さんや村上春樹さんの作品を
読むように
太宰さんの作品は、いわゆる「文豪」作品も読んでおこうかな、
というのがきっかけで、村上さんの作品は、高校時代に現代文の
授業で使った資料集で「世界の終わりとハードボイルド
ワンダーランド」の紹介文に心を惹かれたのがきっかけ
私自身、結構なさびしがりなのですけど、あまり多くの人に
干渉されすぎるのを嫌う傾向にあります
彼らの作品の登場人物も根本は「孤独」な人が
多いような気がします
それで読みやすく感じるのかしら?
特に村上春樹さんの作品は、そんな自分と似た要素を持つ
人間が出てくることに加えて、日常ありそうで、ない空間、が
舞台となっているので、そのバランスが私にとってはとても
心地よいです
今でも両者の作品はよく読み返すのですが、村上春樹さん
作品はかなり生々しい描写が挿入されていることもあるので、
油断してると貧血を引き起こします・・・
「ねじまき鳥」や「海辺のカフカ」のあるシーンは、かなり過激
なので、申し訳ないのですが、なるべく想像できないように
斜め読みして、息を切らしながら次の場面に読み進んでいます
なんだか、だらだらとまとまらなくなってしまいましたが、
今日のところはとりあえずこの辺で・・・
もし似たような感覚をお持ちの方がいらしたら、
他にお勧めの作品を教えていただけると嬉しいです