総合病院での検査当日。
暑い日で、私は家から2キロちょっとの病院まで、何を思ったか歩いて行くことにした。
本館を通り抜け、渡り廊下を渡って、天井の高い綺麗な棟の一番下の奥に、乳腺科はあった。
患者さんは3人くらい。
受付を済ませて、診察室の前で待つ。
名前を呼ばれて中に入ると、女性の先生がいらっしゃった。
「とにかく、超音波検査をしてみましょう」と落ち着いた口調の先生。
「お願いします!」
即座に服を脱ごうとしたら
看護師さん2名から「このカーテンの中で脱いで下さいね」と、カーテンの中に入れられた。
カーテンなんか不要だぜい!
とにかくすぐに見てくれぃ!
という気分だったけど、一応カーテンの中で脱いだ。
診察台に横になり、両胸を検査。
「左胸は異常なさそうですが、右胸のこのしこりですね。」と、カチカチ画像を撮る。
検査が終わり、服を着て先生と向き合い、撮った画像を一緒に見る。
「右胸の乳首の下あたりに、9ミリほどのしこりあがあります。このように形はモコモコしていて、しっかり血流が認められますね。生検検査は今日は出来ないので、1週間後にまた来てください。」
と伝えられる。
先生「私がいるのは水曜日だけなので、〇月〇日の〇時はどうですか?」
私「大丈夫です。よろしくお願いします」
と、生検検査の予約をして病院を出る。
夫を1人残して死ぬのか、親よりも先に死ぬのか、
申し訳ない、会社には何て言おう、仕事は続けられるかな、そんな気持ちで2週間を過ごす。