本日は川崎能楽堂の100回記念公演にて、玄祥先生の能「石橋」と父の能「猩々乱」があり、一日で2つの連れをさせていただきました。このような事はめったにさせていただける機会はありませんから、45歳の初老体にムチを打ち!?!?勤めさせていただきました。テレビ神奈川では父が番宣として宣伝していただき、私は ラジオ日本の川崎市認定アイドル、川崎純情小町さんの番組に出させていただき、宣伝していただきました。1週間前には、川崎能楽堂にて、簡単な100回記念能を楽しむためのレクチャーをさせていただき、今回二公演完売!?かな!?と終わらせていただきました。ご来場の皆々様!大変ありがとうございました。で…乱のツレと石橋のツレをさせていただいた私はといいますと…全身湿布だらけでございます(=o=;)
なぜなら

明日は東中野の梅若能楽学院会館にて、梅若会定式能があり。松山隆雄氏の能「鉢木」ツレ 川口晃平と私がシテを勤めさせていただきます能「絃上」主ツレ角当行雄姥 松山隆之 地頭 玄祥先生(梅若での読みは-けんじょう-謡のなかではげんじょうなのに…)の2番立です。
去年の番組編成を先生がなさっている時に「難しいけどお前やってみるか!?」と付けて頂いたのがこの絃上という曲。シテは村上天皇 日本にては奥義を極めたと唐土に渡り更に奥義を極めようとする琵琶の名手 藤原師長。それを止める為現れる。そして在りし日の村上天皇が竜神に琵琶の名器 獅子丸を持参させ師長に授ける。師長は心優しく帰洛する。

まず写真の田子の扱い…
不器用過ぎる私には…
舞は早舞物だが、融の様に
小洒落た小技や謡も強めにすらっと等天皇の役には使える訳もなく…
先に先生が仰った「難しいけど…」の幅が広すぎる…
やはり先生は大昔からどSである。
やらせてみて、体で難しさを体感させる。
「なっ!!難しいだろ!?!?」

である。

でもこの先生の教えにて今現在の私が(いや!弟子たち一同が)能楽師として生きて行けるのである。

頑張ろ!