バッハよりもっと古い時代の音楽は

今とは楽譜の書き方もちがってて

調性感も違ってて

とても新鮮な響きやメロディーがいっぱい

 

楽器の人は歌うように奏で

歌う人は楽器を奏でるように歌うのだそう

 

(誰に教わったのか、忘れてしまった…)

 

その言葉を思い出したのは数年前

Monteverdi の 「Vespro della Beata Vergine」

(聖母マリアの夕べの祈り)を歌ったとき

 

この曲をアマチュアで1年に2度も全曲演奏したのは

とてもレアな体験

すごく大変だった…

 

その翌年に大好きなソプラノ歌手のドロテー・ミールズさんが

ソロを歌う演奏を聴けたのがとても幸せだった

 

自分で演奏したことのある曲を聴くのは楽しさがいっそう深く

譜読みの苦労がこのときに報われる気がする

 

あれから数年たつけれど

今聴くとあらためて美しさと自由さに

自分の心が自由になる気がする

またライブ演奏で聞きたいな