女王の教室sp~自分の力で耐えなさい~ | なお∞のブログ

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教頭らに見送られる英二と母・典子。
「君なら、どこに行っても大丈夫だ。 頑張れ。」
「どうも、お世話になりました。」
典子が、英二の肩を抱きながら歩いていく。


「それでいいの?」真矢の声に、英二が顔を上げる。
「このまま学校辞めて後悔しないの?」
「何言ってるんですか、あなた!」と典子。
「他の人は散々いじめておいて、自分がいじめられたら逃げ出 すの!
大人のことは、普段からバカにしているくせに、

いざとなったら親に守ってもらうの!」
「いい加減にして下さい! 勝手なこと言わないで!
人の息子殺そうとしておいて!
私は、子供を失うのは二度と嫌!
この子には兄がいたんです。
頭も良くて、とてもいい子だったのに、
小さい頃交通事故で。
私には、もうこの子しかいないんです!
英二を守るためなら、何でもしますからね。
私は一生、この子を愛して愛して愛しぬきますから!」
そう言い足早に立ち去る典子。

「愛するのと甘やかすのは違います!
子供のため子供のためといいながら、
あなたは自分の価値観を押し付けているだけじゃないです か?
昔の私もそうだったけど、
あなたは、息子さんの本当の苦しみなんかわかってないんです!
このままじゃ、英二君本当にダメになってしまいますよ!」
「他人は黙ってて下さい!」


「いい加減目覚めたら!!
このまま一生親に甘えるつもり?
言いなりになるつもり?
お父さんからのプレッシャーに怯えたり、
死んだお兄さんにコンプレックスを持って生きていくの?
自分より弱いものをいじめて、
強いものには尻尾を巻いて逃げ出すの?」
「行きましょう、英二!」
「ここから出ていったら、 一生そういう生き方をするって決めたことになるのよ!
今すぐ教室に戻りなさい!
そして今までのことを、みんなに謝りなさい!
たとえみんなから無視されても、
自分の力で耐えなさい!」
「英二、こんな人の言うことなんて聞くんじゃありません。」
「あなたは一人じゃないの!」
真矢の言葉に振り返る英二。
そこに、翼がやって来た。

「イメージ出来る? 里中君は、あんな酷い目にあったのに、
あなたのことを心配しているのよ。
せっかく一緒のクラスになったんだから、
一緒に卒業したいって。
いい思い出をいっぱい作りたいって。

確かに彼は、あなたより頭も良くないし、
運動も出来ないかもしれない。

だけど、あなたよりずっと、強いと思わない?」
「これ以上邪魔するなら、主人に言って、 二度と教師に戻れないようにしてもらいますからね!
行くわよ、英二。」
英二が、母の手を振り解いた。
「英二!?何やってるの、英二! 戻ってらっしゃい、英二!
お父さんに言いつけるわよ!」

「・・・勝手にすれば。 誰が何と言おうと、僕はこの学校を卒業するから。」
翼が、英二に頷く。 典子は諦め、学校を出ていった。

真矢が英二に微笑みかける。

「早く行きなさい。友達が待っているわよ。」
「・・・俺、バカだった。」
「え?」
「今頃わかったよ。先生が本当にいい先生だって。 先生と一緒に卒業したかった。 ごめん。俺のせいで・・・。」
涙ぐみながら、英二が言う。
「許さない。」
「え・・・。」
「罰として、これ、貰っておく。 返して欲しかったら、いつでも会いに来て。」
英二の胸ポケットから、真矢はシャープペンを手に取った。
「ありがとう。」英二が笑う。
そして、翼の方にかけていき、二人は校舎の中に消えていっ た。
優しい、穏やかな微笑みで校舎を見つめる真矢。


心に残る言葉
「いい加減目覚めたら!!
このまま一生親に甘えるつもり?
言いなりになるつもり?
お父さんからのプレッシャーに怯えたり、
死んだお兄さんにコンプレックスを持って生きていくの?
自分より弱いものをいじめて、
強いものには尻尾を巻いて逃げ出すの?」
「ここから出ていったら、
一生そういう生き方をするって決めたことになるのよ!
今すぐ教室に戻りなさい!
そして今までのことを、みんなに謝りなさい!
たとえみんなから無視されても、
自分の力で耐えなさい!」



今自分の寂しがり屋に、向き合わなかった
ずっと誰かいないと、寂しくてってなる
だから、自分の力で耐えなさい
誰かが居なくなっても


あ(-_-;)悲劇のヒロインみたい


すみません

でも向き合いたいんです