子亀は小さくて可愛い。そう思い飼い始める人も少なくないらしい。私も同様、子亀の可愛らしさに惹かれて飼い始めた。ただ、どの程度成長するかは先に下調べ済みだったので想像してたより大きくなってしまった…なんて事はなく現在に至る。

うちのぽんちゃんは甲長17.5センチ。メスにしては小柄なので寧ろ心配になったりもしたくらいだ。

生まれて20年経つのでこれ以上大きくはならないだろうと想定し現在は60センチ水槽で飼育しているが、正直90センチ水槽にしようかどうかたまに悩んだりもする。

60センチ水槽にしてすぐ、陸地に上がり甲羅干しを始めたぽんちゃん。水深は大体20～23センチ程度

以前は洗いやすさを重視し、ずっと衣装ケースを買い替えつつ飼育していた。大きいもので幅75センチだったが、正直高さが足りなく感じていたので最終的に水槽に切り替える事に。

水深は20センチ以上欲しかったので高さ40センチの水槽を選んだが、購入した後に45センチの物もあると知り少し後悔。でも、小柄な個体が幸いし割と丁度良いサイズ感だったと個人的には思っている。

もし25センチ超えのもっと大きい個体だったら、今の水槽では狭く窮屈な思いをさせてしまうので絶対に90センチ以上の物を選ぶべきだろう。

泳いでいる姿を見ても特に狭そうには感じないが、実際亀がどう感じているかはわからない…

私にとって水槽は、要はどれだけ広く遊泳スペースを取れるかが大事だと思っている。

仮に90センチ水槽にしたとしても、水中にレンガなどの陸地を入れてしまえば結局は4分の1～3分の1程スペースが狭くなってしまう。更に水深が15センチ以下になると、亀が泳ぐ姿なんて見られない。

もし今後90センチ水槽を購入するとしたら、水中に陸地を作りたくないというこだわりが私にはあるので高さのある水槽を選ぶだろう。

陸地は子亀の時から色々替えて来たが、大きくなるにつれサイズが合うものが少なくなり、最終的にYouTubeなどで参考にして作成したが、うちの亀は抵抗なく登ってくれている。

左は衣装ケース飼育の時に使用していた市販の大きい陸地兼シェルター。とても丈夫だが、水中で場所を取る＆水深があまり取れないのが難点だった

現在は左の自作の陸地を使用。水槽の縁にフックを引っ掛け吊り下げるだけ

以前、アカミミガメを飼っていた事があるらしい知り合いに水槽を見せたところ、深過ぎて溺れそう、可哀想と言われてイラッとしたが…それぞれの飼育の仕方があるので一概には何が良いとは言えない。

水深に関してはその個体に合わせてあげるのが1番良いと思う。私自身、水深15センチから20センチにした時はちゃんと泳げているか、陸地には登れるか、など勿論確認している。

私の場合は完全室内飼育なので水槽一択という選択になったが、暖かい地域での外飼いに関してはまた違ってくるだろう。何にせよ亀が快適に過ごしてくれるのならそれで良い。

じっとこちらを見つめてくる姿が可愛いのでついパシャリと…

クサガメ記録(水槽サイズと水深)⑥