今朝の体温  37.4℃ 
息子にとって、早朝のこの微熱は
熱が上がる予兆である時がほぼです。
せっかく昨日まで、微熱かやや平熱くらいまで下がっていたのに…
若干ヒヤヒヤ、落ち着きません。




さて、
今日息子は緩和ケアの看護師さんから
いよいよ少し痛み止めを減らしてみようか、との相談を受けていました。

眠気や吐き気など
痛み止めの良くない副作用が少し目立って来ているからです。

この看護師さん、
私が今まで出会った看護師さんの中で一番の
本当に素晴らしい、素晴らしすぎる看護師さんだと思ってます。
今回緩和ケアに介入して貰って
この看護師さんがいなければ
もしかしたら、
もう息子の精神は完全に崩壊していたかも…とまで思えるくらい。
精神面でも助けられてます。

これだけ副作用の方が目立っているのにもかかわらず
薬を減らそう!って押し付けもなく
息子の気持ちを最優先してくれました。

絶対に強引に息子の気持ちをコントロールしようとしない。

看護師さんと息子の会話にならないやりとりの中で
息子の気持ちを全て汲み取った形で
向き合ってくれました。さすがです。
結果、言葉にはなかなかできなかったけど息子の表情と涙で
息子が痛みに対する物凄い恐怖心を持っている事が
看護師さんに伝わりました。

そのやりとりを横で黙って見ていて
私にも息子の想いが伝わってきて
"この子は今までどれほど辛い事に一生懸命に耐えてきたんだろう"
そう思うとたまらずに
私も涙が出てしまいました。


そして、痛みに対して
相当なトラウマを抱えてると再確認させられました。

中でもお腹の痛みに関しては
過剰なまでに敏感になっている。

お腹の痛みにも色々あるけど
腹痛にまつわる辛く嫌な記憶が
物凄い恐怖の塊になっているみたいです。

眠気ばかりで
一日中寝てしまって日常の生活に支障が出てしまってても
自分らしい生活を送れなくても
痛みを忘れられるなら
その方が心地いい。
痛み止めを少しでも減らして
万が一もしまた痛みを感じたら??
そんなの恐ろしすぎて耐えられない。

今はそんな感じです。

でもやっぱり心のどこかでは
このままじゃダメだ、とも思っているみたいで
看護師さんとのやりとりの最後に
「減らすかどうかあと一日だけ待って。考えさせて( ; ; )」
と伝えて、面談は終わりました。

明日、痛み止めを少し減らす第一歩になると思います。

面談の後
私と看護師さんと2人で話したとき
「私の緩和ケア看護の長い経験からして、
オウちゃんの今のような状況で痛み止めを少し減らしても99%大丈夫って思っているし、必ず、良い方向に行くように、
痛み止めを辞めれるように、私達がしていくからママも安心してね」
と言っていただけて

ほんとに、
まじで

神ーーー!
と思いました。

なんて温かい人なんだろう。

話し方も、聞き入れてくれる姿勢も
目線も、全てが温かい。

私にとっては、この看護師さんは神様です。

心に寄り添う
心を大切にする

とはこういう事だな…と。

今もう息子に必要なのは
メンタルをいかにケアしていくかって事だと私は思っているので
こうゆう素晴らしい方との繋がりが
何より救いになります。


痛み止めを辞めていく事が
これほどまでに難しいとは。
前の入院の時も、同じような事があった時かなり時間がかかりました。

痛み止めをやめるくらいでメンタルがどうとか大袈裟な!
とか、もしかしたら感じる方もいらっしゃるかと思います。
もっと辛い事に耐えてる方も沢山いらっしゃるかと思います。
気力でどうにかできるも人もいると思います。

だけど、実際に
医療トラウマっていうものがあるのも事実だそうです。
トラウマや心のケアって
病気の治療と同じくらい必要なものだと私は思っています。

いつか私も、なんらかの形で
そうゆうケアに携われるような事が
できたらいいな、と漠然とだけど感じています。