退塾者続出だった塾講師が、4年かけて『中3の偏差値を90日間で20上げる超人気講師』になった非常識な英語指導法 -2ページ目


「子どもが
なかなか家で勉強しないんです・・・。

先生どうしたらいいですかね?」



生徒の保護者の方から

こういう相談をよく受けます。




いざ勉強を始めよう!

と思っても、

つい誘惑に負けて

マンガ読んだり、
スマホをいじったり・・・


気づくと30分

ひどいときには数時間経っていた・・・

そんな経験ありませんか?




実は勉強は、

取り掛かるときが一番大変

です


人間には


「常に、その状態であろう」


する性質があります。

暑いときには
汗で体温を下げ、

寒いときには
筋肉を震わせて体温を上げますよね。

感情面でも同じで、

何かのキッカケで
一瞬はやる気になっても

時間が経てばまたいつも通りに戻ってしまう。

このように一定であろうとする性質を

恒常性(ホメオスタシス)

と言います。




また逆に、
こんな経験はないでしょうか?


最初はやりたくないと思っていた掃除も

始めてしまうと夢中になる

ちょっと手に取った本を
を気付けば10分くらい読んでしまっていた。

そう。



人間には同時に

一度始めると
どんどんのめり込んでいく生き物
でもあるんです。



これを

作業興奮

と言います。



だから勉強は


最初始めるときが

一番負荷がかかりますが、


逆に一度始めてしまえば

あとは楽なのです。




ちょうど自転車をこぐとき
最初に一番負荷がかかり、

あとは軽い力で
どんどん加速していくのと同じです。




なので僕はいつもこう指導しています。



「実は勉強で一番大変なのは

スタートするときなんだ


最初は

1分やったら切り上げる

くらいの気持ちで始めてごらん。」






要は最初にかかる負荷を

できるだけ減らそうという工夫です。




実は前にお話ししたくもん式もこの原則通りで、


テキストとノートを開いて始める代わりに、

すぐに終わるプリント1枚なんですね。


だから家庭学習でもはじめやすい。



宿題は



どのくらいの量出すか


よりも


どれくらい取り掛かりやすいか





の方に頭を使うべきです。



人間の性質をよく理解して、

勉強に取り組みやすい工夫をしてあげましょう!