いよいよ、東京公演開幕です!
この日は、チケットの抽選の当選していました。
サイドブロックでしたが、双眼鏡がほとんど必要ないくらい...
3月のあたまに京都で観ているので、2か月ちょっとぶり、と実はあまり日にちは経っていないのですが、やっぱりこの作品の音楽と演出は大好きだし、色々と考えさせられる作品だと思いました。
いつもながらの勝手な感想を...
ネタバレ含みます
注意
カジモドは寺元さん...最初の「陽ざしの中へ」ちょっと固かったでしょうか。
そんな気がしたのですが「石になろう」の迫力は凄かったです。
最後、フロローを追い掛け回すとき、床板を手と足と同時に出して退路を断ってたし...席がサイド前方だったので、表情が見えなくて残念でした。
フロロー野中さん。安定の野中さん。
「陽ざしの中へ」の前、カジモドに「キリストの御体...」でパン?食べさせる演出、復活してました。
確か、コロナになってから食べさせるフリだけ、になりましたよね。
他の演目でも銀テープが復活したり、演出が元に戻ってきているのは良いですね。
エスメラルダは育恵さん。
やっぱり大好きです。
「タンバリンのリズム」の「ねえ、ボウヤ」と「ねぇ、肉屋さん」の言い方すごい好き。ダンスも好き。
「いつか」では、自分はもう...でも「いつか、人がみんな 賢くなる時がくる。祈るわ」って、すごく涙流しているけど、顔は、表情は絶望していない感じに見えました。
「いつか、もう、すぐに」
そう祈って、自分の信念を貫いた彼女は本当に美しく、強い人だと思って涙が止まりませんでした。
フィーバスは加藤 迪さん。
迪さんフィーバス、1月に1度観たきりだったのですが、その時も上手いなと思ったけど、ますます良かったように思います。
今更ですが、フィーバスってセリフや歌だけじゃなくて、表情や雰囲気で感情を表したりしないといけない難役ですよね...
さらに、演出かわって少しコミカルな面もあったり...
迪さんは、真面目なフィーバス。
「奇跡もとめて」のシーンで、育恵さんエスメと声の相性が良くて(と、私は思いました。)とても素敵でした。その分、カジモド可哀想になるんだけど...
エスメが火刑台に連れて行かれて、フロローの申し出を断った時の表情が何とも...
ああっ、みたいな顔。
前回は、柱に頭打ち付ける勢いで目を逸らしていたように思うんですが、今回は見つつ最後には目を逸らしつつ...表情がとっても細かいなと思いました。
あと「パリの、人々よ~」のところ、前は迪さんのキーと合ってないのかな?と思った覚えがあるのですが、今回は違和感なかったです。たまたまだったのかな。
あと、「息抜き」で指パチンって鳴らすのは佐久間さんのオリジナルだって分かりました。
クロパンは、ワイスさん。
先日、美女と野獣で観たばっかりなのにー!俳優さんってすごい、ワイスさんすごい。
今回、観劇したあとにちょうど6年前くらいのキャスボの写真と見比べていたのですが、その時にご出演で、今回もご出演だったのが、ワイスさんとクワイヤの和田ひできさんだったんですよね。
ワイスさんすごい!
東京凱旋公演ということで...京都の時点で達郎さんを期待し、ただ、JCSがある事を思うと、佐久間さんがそっちで光田さんがフィーバス、となると、迪さんもフィーバスにステイでラウル不足、田中彰孝さんバケモノ終わってるからこっち入れるし、達郎さんがラウルかなぁ...なんて考えて、お稽古写真がギリギリに出て、やっぱりそうだーと思ったんですが、どのキャストさんでもそれぞれの良さがあるし、作品の魅力は言うまでもない...
(ただ、順番が寺元さん、山下さん、達郎さん、田中さん、金本さん、だったので、金本さんがビーストから離れられないのは分かりますが、田中さんが達郎さんより後ろなんだ、ってちょっと意外でした。田中さん、次はどこなんだろ?)
今回も、公演期間が短いのであまりキャストの入れ替わりはないのかな?と思うのと、自分の手持ちチケットもそう多くないのですが、色んなキャストさんで観られると良いなあ、と思いました。
個人的に好みがあったり、色々なキャストさんで観たいと思ったりしますが、それも作品をずっと上演し続けていける四季の魅力かなと思っています。
ノートルダム、もっと長く演ってほしいと思いますが、客層が限られてくる…ファミリーは難しい、2幕から戻って来なかったファミリーを京都で見ましたし、リピートも…話の内容が決してハッピーではないので、好き嫌いが分かれる作品かと思うので、ロングランは難しいのかな。
私は大好きだし、いつかのラジオで達郎さんが仰ってたように、若い方にも観て欲しいなぁ。