我が家の愛犬、さくらが息を引き取りました。
2011年、震災のあった翌月に動物愛護センターから引き取ってきたさくら。
初めは番犬として外で飼うつもりで中型犬を選びましたが、人懐っこい臆病さんで番犬としては…
雨が降ったタイミングで早々に室内犬になりました
毎年桜と写真を撮って14回を数えることができました。
引き取った時に推定2〜3歳だったので、16歳くらいかな?
去年のゴールデンウィークにドッグランに連れていって、走れない姿を見て老いを実感して
ハァハァと息遣いが荒くなることが増えて、夏で暑いからかなと思いつつ、検査をしてもらったら副腎に腫瘍があってそのせいでクッシング症候群になっていると診断がついて
手術ができるかどうか年齢的にもなんとも言えないというところで、獣医さんとも相談し薬で症状を緩和して、自宅で穏やかに過ごしてもらうことを優先して
少しずつ筋力も衰え、認知症の症状もでて同じ方向にぐるぐる歩くしかできなくなったので、グル活用柱を手作りしたり
たくさん食べるのに痩せて行って、5月に初めて寝たままお漏らししてからは、1週間ごとに衰えが進んで寝たきりに…
同じ方向でしか落ち着いて寝ないから褥瘡ができてしまって、ワセリンラップして数時間おきに寝返りさせて、寝付けない時は眠りに着くまで抱っこして
褥瘡は綺麗に直してあげることができました。
認知症になっても吠える子ではなかったので、夜中でもハァハァ言いながら手足をバタバタさせている気配を察知しては抱っこしてっていう夜を家族で交代で当直のように添い寝して、仕事のシフトも皆んなで調整してできるだけ1人でお留守番を長時間しなくていいように…
本当に大変だったのは2ヶ月くらい。
だけど私たちができることは全てやってあげられたと思える時間をくれたのだと思います。
最後に大好物でたまに一切れだけあげていたチクワを一本食べて、何も食べなくなってお水も飲めなくなって2日後、天国に行きました。
まだ温もりののこるうちに家族全員そろって抱っこしてあげられて身体を綺麗にしてあげて
みんなが揃う最短の日に公営施設で火葬ができるよう5日間、ドライアイスの手配など奮闘したけれど、まるで眠っているようなさくらに最後のお別れをして、みんなでちゃんと見送ることができました。
亡くなった後、家族LINEにさくらのアルバム専用グループを作って、みんなのさくらの写真を共有したけれど、それぞれが思うかわいいさくらの視点が違っていて、それもまたしんみりしつつも面白くもあり
うちにきて幸せだったかはさくらにしかわからないけれど、私たちはさくらが来てくれて本当に幸せでした。
たくさんの愛をこめて。
ありがとう