2021年 MCFAJ RD2 富士

本当はエントリー見送るつもりだったんですが、急転直下で参戦できる見込みが出来たので

遅延エントリー期限ギリギリで申し込んでしまいました。

 

今回の最大の目玉はゼッケン88の参戦でしょう。

このバイク、実は nao のです。

以前乗ってた96モデルはバラして部品として保管していたのですが、置き場の問題もあり

組み立てたは良い物の、どうしようか?と考えていた矢先にわわわさんに乗らせる

悪巧みが思い付きました(笑)

この時点では nao は参戦出来る見込みが無かったので、レギュラーライダーへの

刺客のつもりで送り込んだのですが、まさか自分に跳ね返って来る事になろうとは。

 

今回は土曜開催だったので前日入りが出来ず、nao は完全なぶっつけ本番。

わわわさんや Jara さんは前日練習から参加していました。

nao はと言うと参戦前に富士を練習出来たのは今年1度だけで、その時には全力で

走って3秒が精一杯、これでは勝負にならんか!?と・・・ わわわさん前日に既に1秒台。

 

う~む、ま、当然ではあるがわわわさんには勝てそうも無いな・・・と。

そう言えば2分切ったのって最後はもう4年位前になるような(汗)

 

今回もお手伝いにいつものニッシー君とナミキさん、今回不参戦の take4 さんとこれまた

いつものドンちゃんが来てくれました、皆いつもありがとう。

一応エントリー名は別物ですがわわわさんは同じチームの意識でレースしています。

1,2フィニッシュ出来ると良いなと思いながら予選出走。

 

何だかマシンが走りません、トップスピードも 209km/h しか出ないけど、どうも皆さん

全員が同じように遅いみたい。

なんだろう?全員一律って考えるとガソリンの成分でも変わったのかなぁ?

わわわさんが乗ってる 96 nao RS も後で聞いたら 210km/h、大差無し。

ここ数年何かが変わったのかバイクが遅いですね。

予選は近年無いくらいのプレッシャーをわわわさんか感じながら走って、水温も

ラップタイムも確認する事無く兎に角全力疾走。

今年のベストで0秒台を出して一安心、予選2位は取ったかな?と思ったら何と

ポールポジションでした。

 

富士のポールポジションは初めてです。

 

 

とは言え、2位のわわわさんとは僅差。

借り物バイク実質3回目のライディングで0秒台まで詰めて来た・・・やはりわわわさん。

決勝はこんなに上手くいかないだろうけど、最後まで離されなければもしかすると

最後のスリップストリームで一発大逆転があるかな?と夢を見つつ決勝を迎えます。

 

迎えた決勝。

 

スタートで盛大にやらかしてしまい、1コーナー行った時には 125 ライダー全員前に

居るじゃないですか… わわわさんはかなり遠い、これはマズイ。

1コーナー脱出、100Rまででわわわさん以外の全員をパスしましたがわわわさんは

相変わらず遠い!

途中で別クラスの NSR250R の処理に手間取ったりして更に差は開く(汗)

2周目のストレートエンド、トップスピードは同じくらい(汗)流石 nao RS、どちらも同じ(滝汗)

こりゃアカンな、見えないように離されないようにしなきゃと思ったら100Rで物凄く追い付く。

これは行けるか!?と思った3周目のストレート、スリップストリームに入る事に成功。

ストレートで前に出ました。

 

ここから先は兎に角背後に近年経験した事無いような猛烈なプレッシャーを感じて

全力疾走、普段 take4 さんから受けるプレッシャーとは違って、何と言うか take4 さんは

もう勝手知ったると言うか慣れていると言うか、手の内が分かるんですがわわわさんと

テールトゥノーズなんて多分初めての経験(滝汗)

そもそも勝てるわけ無いだろうとウチの奥さん認定済みで挑んだ今回のレース。

そうは言ってもチャンスは最大限に生かしたい。

何時抜かれるかのドキドキと戦いながら、無我夢中で走った先にはチェッカーフラッグ

が見えて来ました。

 

来ません、スリップから出られたら負ける!と全力でカウルに伏せていたけど出て来ません。

 

3周目にトップに立って、そのまま死守して勝ち星を挙げました。

そしてレース後半には数年ぶりの2分切り、59秒台に入りました。

過去ここまでパワー出ていない状態で2分切った事無いような気がする。

そう言った意味では最も乗れていたのかもしれません。

 

自身3勝目ですが以前の2勝は take4 さんの自滅でのタナボタだったので、

そういう意味では最後まで戦いきって勝ったのは初です。

しかも相手が相手です、もう言葉にならない程に嬉しかった!レースやってて良かった!!

 

奥さんに電話したら信じられんと言った感じだった。

そりゃそうだろう。

レース人生最良の日でした、こんな事ってあるんだな~長くやってれば良い事もあるもんだ。

 

次は何時走れるか全く分かりませんがまだまだレース止める気は無いので走れる限り

走り続けようと思います。