2012年 第一種電気工事士技能試験


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今日はいよいよ電工一種の技能試験。
東京都市大学世田谷キャンパスで受験してきました。

予想よりかなりの人数が居ますね。
沿道には案内看板を持つ警備員さんとかも居たりして地図は不要でした。

試験会場には40分ほど前に到着して工具や受験票の確認。
それと机の確認!!良かった斜め机じゃありませんでした!これで一安心。
んで、第二種の時には2人掛けの机でしたが、今回は3人掛け。
それを真ん中空けて左右二人で使います。
真ん中の席を荷物置きとかに使えないのはちょっと不便かな… nao は腰袋を身に付けているので良いですが、隣の人は工具箱すらなく机の上で全て展開(汗)
それじゃ作品を組み立てるスペースが厳しそうだねぇ…

試験前の材料確認スタート。
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この段階でどの候補問題が出たかが解ります。
今回は候補問題8番でした。
そんなに難しい問題じゃありませんね、ケーブルも VVR2.0-3C が厄介なくらいで後は VVF と IV線です。

しかし候補問題8番が PF管と IV線の組み合わせで書かれてた予想問題はオーム社にも電気書院にもありませんでした。
この点は試験開始前に早くもチョット不安。。。





材料確認を念入りにやってると、まだ途中なのに試験官から試験開始の合図が!!慌ててスタートです。
これより 60分以内に施工条件の通りに支給材料で組み立てなければなりません。

nao は材料確認時に材料箱から全て取り出して、イメージした自分の施工順番通りに机の上に並べて置きます。
そうする事で材料も無くさないし順番にも迷いません。(おかげで材料確認時間が人より長い)

問題開けて施工条件を流し読み、続いて複線図作成
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*** 線が波打って字がガタガタなのは緊張の余り手が震えているからです…


複線図については一切妥協しません、これを間違えたら全てパーなので時間掛けても施工前に見直しをします。見直し含めて目標は15分以内に施工に入ること。
今回も第二種の時と同様にストップウォッチ持参でタイム計測。
図面を書き終えたのは 7分46秒96

そうそう、今回はやはりと言うか罠が潜んでました
隣の方は複線図書かずに即座に作業に移ってましたが罠に引っ掛かってました。
やはり図面は大事です、基本ですね。
何処かと言うと、今回は電源表示灯の施工条件に u相(施工条件により赤色指定)と v相から引けと指示がありました。

コレ、そのままやるとついつい w相(施工条件で黒色指定)から引いちゃうんですよね… nao も複線図書き終えた時に図面間違えたかと思って何度も施工条件見直してしまいました。
罠です、電源表示灯の黒線は赤線にカシメて正解なんです。


施工開始
ストリッパーが使えないのは KIP と VVR だけなので、先ずは KIP と VVR の被覆剥きとゴムブッシングの膜切りを先に済ませます。
それが終わったら電工ナイフはもう使わないので片付けてしまいます。
用意してあったバンドエイドももう要らない(笑)

VVR の加工さえ済んでしまえば、あとは第二種と同じ要領でホーザンの P-957 でサクサクと加工。
一通り組み上げた時点で試験開始から 45分19秒43 でした。



残り時間 15分程度。
複線図の見直し、回路の見直しをして大きな問題無い事を確認。
その時点で 50分21秒15

ちょっと気になるポイントとしては端子台に止めた配線の芯線の露出具合が 1mm~3mm とバラバラで美しくなかったので全て 3mm に統一。
変圧器模擬の端子台は、練習してた Idec じゃなくて kasuga とか言う会社の使った事無いタイプでした。
これはネジを緩めすぎた状態で配線を左側から進入して奥に挿し過ぎると、ストッパー乗り越えてしまいました。
欠陥取られそうだったので時間もあるしここも修正。

残り時間は 3分程度。
これ以上は時間的にヤバイのでここで作業終了としました。




周りを見てみると結構苦戦してる方が…どう見てもあと 3分じゃ組みあがらない方もチラホラ。
隣の方は電源表示灯回路間違いしてるし… 

試験終了が試験官から告げられました。
nao 席から見える人達およそ 12,3人?その中で未完成が 3人、回路間違いが 1人… やっぱり一種は難しいですね。

nao は一応完成して提出しましたが果たして合格してるか否かは不安です。
結果発表は新年です。
期待と不安を抱えたままの年越しですスッキリしませんね… 今はようやっと肩の荷が下りてスッキリした感じです。
一休みしたら電験と ITパスポートですかね?先ずは電験です!!これからも頑張らなくては。




その他諸々

以下は主に自分メモ… 来年また受ける事になった時に忘れないように。

今回持って行った工具は腰袋に納めたメイン工具と
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念の為のスペア工具と使用頻度低い工具。
これらは机の上には出さず机下の網棚に入れて待機常態にします。
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*** この中でも金定規は机に両面テープで貼り付けて主スケールとして使用

ストップウォッチは絶対必要。
これが無いと時間配分を計れません。
一種の場合で言えば、図面を10分以内、悪くても 15分以内。
施工を40分目安、図面の時間と足して50分以内、残りを見直しと修正で残り時間によって見る内容と順番を調整します。

あとは必需品として滑り止めマット!これをボール紙台座の下に敷いて置かないと滑って作業性がすこぶる悪い!!
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それと、屑入れのビニール袋は机の上に出して置かないで机横にテープで貼り付けて置かないと、これまた作業性が悪い。

あとは万が一ナイフで怪我した時用にタオルとバンドエイドは直ぐに取れる所にスタンバイ。
ナイフの加工が終わったらナイフと一緒に片付けてしまえば机が広く使えます。
だからナイフの加工は先にさっさと済ませてしまうのです。

兎に角ポイントは机の上になるべくモノを出さない、作業性の良い環境を作る事です。