P-LAP3 の修理を頼まれました。


全日本菅生の時に P-LAP3 の修理をよっし~に相談されていました。
作動しないと… 検査しないと何も解らないので、修理必要なら送ってね!と返事して先日届きました。


ところが…
送られて来た P-LAP3 を磁石で検査する分にはまったく異常が見つからない。
センス感度、作動共に全て正常。
ちょっとイジワルにケーブル引張ったり揺すったり、本体振ったり他色々やったけど全く問題無し。

う~~~~ん… これは厄介な予感が。



持ち主のよっし~に不具合状況を再確認。
停止時に磁石で確認すると動くけど、コースに出ると拾わないと。

はぁ~、コレか!このパターンか。。。

コレが修理する上で最も厄介な状況なんです。

悪い状況が nao の環境下で再現出来ないって事は、故障部分が見つけられないって事なんです。
これなら全くウンともスンとも言わないくらい壊れてる方が修理は楽なんです。
原因が調べられないので経験を元に推測で進めるしかありません…


これまでの経験上、疑わしいのは基板の半田割れかケーブルの半断線。
それが振動で開いて作動しなくなる可能性ですかね??

こうなるとトライ&エラーで進めるしかないので、先ずは基板の半田を可能な限りやり直してケーブルを交換しました。
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ケーブルは所々大きくキンクしていたりフレームと擦れて芯線は出ていないけれど被覆はかなり削れていたり状況は悪いので、ここに原因があると信じたいな~
テスターで通チェックする分には全く異常は無いのですけど。。。
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あくまでも原因究明の為の仮処置なので、防水処置はしていないしセンサーと本体の間にコネクターも付けていません。

先ずは第一歩、これで動くかどうか見てもらって原因調査です。
うまく動けば配線にコネクター付けて防水処置ですね。
このパターンは長い戦いになりそうです、テスト時間と修理時間を天秤に掛けると修理しないで買い替えってのも十分有りなくらいになる可能性が高いですね。
今は P-LAP の同等品もヤフオクとか 7C とかで比較的安く買えますし。(ウチでも作れますけど…)


このパターンでもう一つ厄介なのが、バイクその物に原因がある場合です… それが無い事を祈りますが電子部品に熱・磁気・振動・イグニッションノイズはかなり厳しいので出来るだけ影響無い様に配置しましょうね。