筑波選手権第四戦、予選決勝日


朝6時に起床。
前日までに受付を済ませてあるので、この日は車検からになります。

実は今回のレースは一人っ子レーシングの予定でした。
最近の nao は恵まれすぎてハングリーさが無くなってる上に、充実した体制に甘えてしまってるらしいフシがあるので、丁度良い機会かな?とあえてお手伝い募集をしていませんでした。
一人でも何とか出来ないとマズイよな?と。


ですが…


持つべき物はやはり友なのですね。



何時もお世話になってる(お世話してる??)化け猫姉さんが nao の為に一人スカウトしてくれていました。
本当に有難う御座います、大変助かります、もうね、心遣いに涙がちょちょ切れそうです…


と言う事で化け猫姉さんの手配してくれた OKB氏に急遽ヘルプ要請。
この後、雨のサンバルカン最強の男、ニッシー氏が観戦がてらガレージを訪ねて来てくれたのですが、人手不足の現状を見かねて手伝ってくれると!ピットクルーライセンスもピットクルークレデンシャルもあります。
って事で急遽現地採用~!!
今回の nao組はこの3人体制となりました。
皆さん本当にありがとう。
人手は何にも勝るキットパーツとなります。


車検を指摘事項無しで通過したらウォームアップエリアでキャブ合わせて暖気して、そのままタイヤウォーマー巻いて待機。
人間だけ着替えて準備して、いよいよ予選出走です。


予選 9:50 ~ 10:05

09:00 気象記録
気温  23.0℃
湿度 65%
気圧  1019hp

キャブオーダー
MJ  = 182
MJH = 3.9
JN  = 69-34(4)
SJ  = 42
PWJ = 48(CUT MODE の初期設定  3)

この段階で心臓はバクバクです、予選落ちが無いとは言え少しでも良いグリッドから決勝を迎えたい。
目標値である 3秒台へのキッカケだけでも掴みたい。

予選開始。

計測 1周目、1.06,40、以後 4周目まで 5秒台と 6秒台を行ったり来たりで思った程タイムが詰まりません。
昨日のフィーリングからフロントのイニシャルを1回転抜いてみたのですが、ステアの開始時に向きの切り替わりがクイックになった印象でラインが纏められません。
入り口はクイックだけど出口でラインに乗せられない…入り口が決まらないからお釣りで出口のラインも決まらない感じです。
あとは乗り手のアジャストしか無いので、修正を試みますが解決策が見えません。

迎えた5周目、最終コーナーの1個目クリップ通過後に激しいショックが、続いて右膝を持って行かれます。

インに寄り過ぎて膝がランオフエリアに飛び出してしまい、縁石に引っ掛かって右膝のバンクセンサーを持って行かれてしまいました…
悪い事に剥がれたバンクセンサーが最終コーナーのど真ん中に!!皆さん落し物で迷惑掛けてしまいました、申し訳御座いません。

そのままピットインして急遽バンクセンサーの手配。
OKB氏にパドックのハイエースの中にあるスペアのツナギからバンクセンサーを剥ぎ取って来てもらう様に要請。
その間に化け猫姉さんのクルーのランディさんも知り合いを当たってくれて、バンクセンサーを借りてきてくれました。
ランディさん有難う御座いました。
ベースも少し剥ぎ取ってしまってるので、粘着力にも不安があるので右膝は摺らないように走行開始。

そこから4周を回り最終周回に 1.04,56 で、これが予選ベストタイムとなりました。

ベストタイム = 1.04,56
トップスピード = 183.6km
デトネーション = 10カウント

予選終了後はランディさんとバンクセンサーの返却と御礼を言いに伺った後、落したバンクセンサーの回収。
レーシングサービスにクシタニのエリアがあったような気がしたので探して見るも見つからない…
途中、真メカさんとなおきちさんに遭遇したのでツナギ屋来てないか聞いてみるも、どうもクシタニも来る事は無さそうな感じ…
剥がれたバンクセンサーも当て所を変えたら大丈夫そうだったので決勝はこれで行きましょう。


予選が終わったらブリーフィングと予選結果の確認。
予選は15位でした。
イメージ 1



前後関係が狂いますが、実はニッシー君はこの後(予選終了後)にスカウトしてました。

エンジンは問題無さそうなのでそのままです。

決勝までに GPS と HRC ロガーで走りを分析。
予選ではエンジンに何時もの速さがありません、普通よりちょっと速いくらい?う~ん、なんだろう??
問題に成る程では無いしこのまま行きましょう。

時間を見てパドックへ移動。

いよいよ決勝です!!

決勝 14:30 ~

13:18 気象記録
気温  28.0℃
湿度 37%
気圧  1018hp

キャブオーダー
MJ  = 182
MJH = 3.9
JN  = 69-34(4)
SJ  = 42
PWJ = 48(CUT MODE の初期設定  3)


スタ前チェックを済ませて待機していると、何やらさっきまでの蒸し暑い感じがかなり緩いできています。
ta-1 さんが来たので話しを聞いて見ると、なんとまさに今、湿度が物凄く下がっている最中だとか!
お陰で直前のクラスでもエンジン焼き付かせてるバイクが何台か居るようだと…

ピットロードへ誘導されてエンジンスタート。

しまった、かなり薄いぞこれは… 軽く空ぶかしで 13500RPM も回ってしまう。(naoRS は濃い濃い仕様なのでこれでは駄目)

しかし今更どうにも出来ないので、 PWJ MODE CUT SELECTOR を最低ラインの 1番(12200RPM) へ変更してサイティングラップへ。
やはり薄いかな?とりあえず問題にはなら無そうですが naoRS の最大の武装、この段階では良く解りませんが直線番町が失せてしまってるかも(汗)


15番グリッドへ整列、選手紹介の後にウォームアップラップを 1周。




シグナルレッドが点灯、回転を上げクラッチを合わせてシグナル消灯を待ちます。




シグナル消灯!スタート!!!




っち!ちょっとミートをミスった、悪くは無いけど若干ポジションを下げて1コーナーへの進入。
化け猫姉さんが最後尾グリッドから良いスタートを見せて nao の前に。
このバイクも直線伸びるので早い段階で処理しておかないと前が逃げちゃうし、速い所が nao と同じなので泥仕合になってしまいそうです。
1コーナー抜けて大きな団子はまだ崩れません、S字を経由して第一ヘアピンへ到達した所でゼッケン 30番の選手がS字をオーバーランでヘアピンのイン側に飛び出し第一ヘアピンを大きくハラむのですが、nao の前です、これでちょっとバラけた感じだったかな?

その後は化け猫姉さんのペースに捕まり抜け出せません。
化け猫姉さんのマシン、直線が速いですがそれ以上に naoRS が何時もの直線パワーを持っていません。
完全に絞り過ぎてキャブセットを失敗してるパターンです、普通の RS 並みにしか走りません。

コーナーの脱出は nao の方が速いのですが、最終も1コーナーも横には出ますが刺すまでに至れません。
化け猫姉さんの方が突っ込みが深いのですが減速具合も多い、同じ様に後ろにピッタリ付けて走ってたらこの泥仕合から抜け出せそうもありません(汗)

何周目かにちょっと間を開けて、自分のラインを通れるように修正。
結果1コーナーの脱出で化け猫姉さんを交わす事に成功。
しかしこの段階で落したポジションはかなりの物です。
暫く捕まっていた間に前車との差も結構開いています。
どんどん差は詰まって行くので、前車よりも nao の方がペースは上のようですが追い付くかはかなり疑問がある距離になっていました。

ですが、7周目、第二ヘアピンでゼッケン67 のバイクが立ち上がりでハイサイドしたらしくコース上に倒れています。ライダーも直ぐ近くに横たわっています、危険ですね、バトルしてると踏んでしまいかねないと思って避けて行きますが、どうもそのような事態になってしまったらしく 8周目に赤旗が出てレース中断になりました。



ピットで待機していると、放送が掛り、残り 10周を第二ヒートとして開始し、2ヒート制のレースになると。


新たに配られたグリッド表によると nao は 19位。
7列目アウト側からのスタートです…
イメージ 2

しかし、この2ヒート制になったのはまたと無いチャンスでもあります。
OKB氏とニッシー君に伝えてキャブを濃く振る方向に!MJ を 185まで上げて PWJ のカットを 12700rpm まで遅らせます。
先程の教訓から、化け猫姉さんのスタートには要注意、もし食われたらラインを変えて立ち上がりで交わすよう早い段階で修正する事を確認。

全車ウォームアップラップを終え、グリッド整列。
第2レースのスタートです!!


今度はスタートも悪く無く、化け猫姉さんにも食われません、よっし!!

エンジンもパワー感が甦り、前車をストレートで交わす何時もの走りが出来ます。
第一レースでは遥か遠くに逃げられた CLUB HARC PRO のライダーの直後に付ける事が出来、ストレートのパワー差を生かして前に出ます。
その後は前に見える GP-MONO、 POWER PIPE の 96番がターゲット。
当然ストレートはコチラの方が速いので、追い付いた後にはストレートで前に出て、コーナーで刺される泥仕合…

何周目かにようやく振り切って、しばし単独走行の後、前に追い付きますが又も GP-MONO…
それこそ必死で展開など憶えていませんが、何とか GP-MONO も交わしてその先にはゼッケン3番の RS125R が。
しかし距離はかなりあり、とても追い付く物ではありません。
タイムも4秒が精一杯で、車体の暴れも大きく(乗り方も乱暴だったのでしょう)今ひとつ纏め切れずにチェッカーを受けました。
イメージ 3

ベストタイム = 1.04,46
トップスピード = 184.6km
デトネーション = 記録忘れ。

決勝第二レースは 12位でした。
イメージ 4

残念ながら課題としていた 3秒台には入りませんでした。
今の所、入りそうな兆しもありません。

何だかまだまだ見えない事が多いので、次の MCFAJ には最高の形で締め括れるように色々と見直して見たいと思います。
レギュレーションブックを見ると、どうも 12位までポイントが付くようなので、4ポイントを獲得出来たのかな?ポイント獲得が一つの目標でもあったので、それだけでも達成出来てると嬉しいですね。


今回もご協力、応援いただいた皆様本当に有難う御座いました。