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6/4 筑波選手権前日走行。


身の程もわきまえず筑波選手権に参戦してきました

かつて 3秒以下だとブラックフラッグで強制退場と脅された筑波選手権。
2005年に TZ125 でロードレース再デビューして以来の、ある意味目標でした。
初参戦までに 5年掛かりました、それでも実は見切り参戦です。

去年 96 で 3秒を出すまでに至ったのですが、 10RS に乗り換えてから、ようやく乗れるようになって来たのが MCFAJ 後くらい。

そこからタイムを詰めて現在ベストは 4フラ。

3秒は見えません…

nao のレースに携わった皆さんは気付いてるかもしれませんが、nao には所謂決勝パワーがありません。

練習もレースもペースに違いが無いのです。
これはロガー類で各種データーを採る様になってからさらにその傾向が強まりました。

決勝一発勝負でタイムを縮める事が殆ど出来なくなりました。
それはそれである意味安定していて良いのかもしれませんが、レーサーとしてはカッコ悪いですね、決勝になると神がかり的な速さで成績アップって憧れます。。。カッコ良いのが最高です。

さて、この日は朝からさかいさんが手伝ってくれました、何時もすみません、有難う御座います。

他の皆さんはピット側に移動しているようですが、nao は基本レースウィークにはガレージベースです。

性格上走り出したらセッティング変更とか、余程の事が無いとやりません。
やっても解らないし、基本的に練習走行時間が短いのでその分走り込みに当てたいのです。

本日の走行枠は S1 と S2 で午後からの特別スポーツ走行枠は走りません。
午後枠なんて走ったら翌日の準備終了が何時になるか解ったもんでは無いので…

さて、前日にほぼ準備は済ませてあるので朝はのんびりです。
このくらいのんびり出来ると理想ですね~色々と考え事の時間が出来ます。


S1 8:30 ~ 9:00

8:12 気象情報

気温 = 22.5℃
湿度 = 54%
気圧 = 1011hp

MJ = 185
PWJ= 48
SJ = 42

今日も暖かく快晴です。
このまま選手権決勝まで一滴の雨も降らずに持ち応えて欲しいモノです。

キャブは基本的に水曜日と変わりません、ちょっと温度高いですがこれで行けそうです。
今日の目標は、何とか4秒コンスタントから 3秒に入れたい物ですがどう出るか不安一杯です。

コースインして暫くは7.5KG のリアサスバネに問題無いか確かめるように走行します。
相変わらず違いなんぞ全く感じません…
問題無いなと判断して3周目からタイムアタック。

目の前にはゼッケン 3 のマシンが。

選手権常連さんの雰囲気ですね、全力疾走で走りますがストレートでは追い付きます。
ストレートだけです、コーナーでは勿論… トータルのラップタイムは殆ど同じ様です。

よく分析すると速さの質が nao と同じです、後姿だけでは把握出来ませんが軽いライダーなのでしょう。

でも走りを見てるとミニバイク上がりっぽくはありません。
ミニバイク上がりの強引なライダー苦手なんですよね…
これは良いペースメーカーになるな!と踏んでペースメーカーにさせて貰いました。

3周目から 6周目までは 5秒台。

3番さんはコーナーの突っ込みから旋回開始までは特に速さは感じませんが立ち上がりが鋭いです。
これが正しい方向なのでしょうね、立ち上がりで遅れては全く歯が立ちません。

お互いだんだんとペースアップしてきて 7周目から 4秒台へ。

最終の入り口で物凄く詰まるので、1コーナーまでに逆転したい所ですが 3番さんは立ち上がりが鋭いので 1コーナーでは刺せません… 抜きたい一心でラインを内側に取ってたりしたのでタイムもお互いが殺し合いになってしまってイマイチ伸びません。

4秒後半から 5秒のペースで走って、18周目に 4秒3 を記録。

その翌周にイエローフラッグでペースを落した際に確認すると水温が 65℃になってます。

体力的にも疲れが出てきたのでピットインして水温調整し、ピットアウト。
意図したワケではありませんが、また 3番さんの直後でした…

この後 5秒で 2周をこなしてチェッカー。

ベストタイム 1.04,372
トップスピード 182.6km
デトネーションカウント 49



う~ん、タイムは今回 3番さんと終始絡んで差し合いになってたので思うほどは伸びませんでしたが、それ以上にペースを見て絡める走りは色々と収穫があり有意義でした。
トップスピードが水曜と比べてかなり落ちてますね…ざっと 4km

4km と言えば、止まってる人間を歩いて追い抜くくらいの差がありますから、これは結構痛いです。

何だろう??違いと言えば気温が上がってる事。
それに伴ってか、デトネーションカウントが少なめですね。
S2 にはキャブを絞って行って見ましょう。

リアサスの残ストロークは 24mm、悪くは無いようです。
ロガーでサスの動きを見てる時間は有りませんでしたので残ストだけですが、きっと悪く無いのでしょう…

フロントは 26mm、これも悪くは無さそうです。


S2 にはサスはそのままで行きましょう。


S2 10:30 ~ 11:00

10:10 気象条件

気温 = 26.0℃
湿度 = 39%
気圧 = 1011hp

MJ = 182
PWJ= 48
SJ = 42

さて S2 コースインすると、狙ったわけではありませんがまたもや 3番さんと前後です…

今度こそは前に出て逃げてやろうと思ったのですが展開は変わらず。

nao は決定的に立ち上がりが遅いのですね…

5周目まで 5秒台で推移し、7周目から 4秒台。
9周目に 1,04.22 を記録して 12周目まで 4秒中盤。

イエローフラッグが出たのと走りが乱れて来たのもあって 14周目に一旦ピットイン。
こんな程度で走りが乱れて果たして決勝の 18LAP 持つのか心配になって来ました(汗)

ピットへ入って 3番さんと離れて単独で走りを見直そうと思ってただけなのですが、外から見ていてサスの COMP が掛かりすぎでは無いか?との意見を貰いました。

この時点でベストタイムが 4,22、3秒台に入る見込みがありません。

出来る事は試して見る方が良いので、アドバイスに従い 前後COMP を 2段づつ抜きます。

再度コースイン。


やっぱり何故か狙ったワケでは無いのですが 3番さんの直後です。

そのまま追撃モードで走りますが、最終の進入でブレーキを握って倒し込むと妙に前後に細かい振動(チャタとは違う感じ)がしてペースを上げられません。

おかげで速度を落さざるを得ず、最終のラインは理想に近い位置を走れるのですが全体的にペースが遅くなるので当然ラップタイムも落ちます。

ちょっと頑張って 4,63 です… サス使い方で走りを変えれば良さそうですが、直ぐに適正な乗り方を見つけて合わせる事が出来ません。

色々試して 6秒台で 3周。

何と無く乗り方が見えて来て、進入の減速具合を大きくする事でタイムを稼げそうな事が解ってきて、次の周に 4,76 を記録。

しかしここでチェッカー。

セッティング変更前の方が現時点では良いフィーリングです。
しかし完璧ではありません、って nao には違いなんぞ解らないのですがラップタイムの推移を見るとそう言ってます…

ベストタイム 1.04,22
トップスピード 184.0km
デトネーションカウント 124


トップスピードもデトカンの上昇具合に応じて伸びました。
が、乗り味的には絞り過ぎな感じもします。

今にして思えば、JN を 68 からもう一段濃くしても良かったのかもしれません。
が、エンジンは悪くは無いです、かなり速い部類だと思います。
あとは人間が乗りこなさないとですね、これが一番難しい…

本日の走行はここまでなので、翌日のレースへ向けて整備と準備です。
タイヤ、ピストン、リードバルブを組み替えてミッションオイルを交換。

nao の見積もりでは夜10時頃までだったのですが、さかいさんが全部やってくれました。
有難う御座います、大変助かります。
で、さかいさんがやった結果まだ日も高いうちに全部終わりました…

午後枠走れる時間でしたが、気持ちがもう乗る気無かったので止めて見学にしておきました。

結局、水曜のタイム更新はならず、4フラまで行っていながら今日は S2 で 4,22 が精一杯です。

このままでは明日の予選でブラックフラッグです(汗)
ま~今の時代ブラックは無しにしても、このペースでは周回遅れです。

せめてトップと同一周回でレースを終えたい… 実力的に難しいのは承知してますが、今回の課題はそれです。
課題はトップと同一周回でベスト 3秒。

しかし課題の達成には早くも暗雲が… って、え??

暗雲どころか雷雲!

なんと夕方から雷雨になりました。


明日のレースはどうなんでしょう(汗)雨だと望みゼロなんでなんとか今の内に降り尽くして欲しいのですが。

夜中も突然の豪雨が何度も来て、気になって気になって殆ど眠れませんでした。