らっぷ君 Ultimate

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最近すっかり引き篭もりでコレを作ってました。
nao の電子工作先生であるやまさん設計のぴーらっぷ君 Ultimate です。

これまでのらっぷ君テクノロジーを全て注ぎ込んだ文字通りのアルティメット仕様ですね。
内容は…
●磁気(P-LAPの)/赤外線センサー両方式にコネクタ差し替えで対応。
●HRCロガー連動
●磁気センサー(P-LAPの)使用時、単点計測・3地点計測対応
●赤外線送信機は他らっぷ君シリーズ送信機を使用可能

となっています。


やまさんにより実際に製作されたモデルは P-LAP2 を改造した物だったのですが、nao はピーラップの画面の見にくさにどうも馴染めません。
先日からテスト実装してるぴーらっぷぷらす.1 ロガー対応版先行試作機 もあるのですが、実際に使って見てディスプレイ表示とそのサイズのデカさに不満だらけです。何せデカ過ぎて見やすい部分への搭載場所がもう有りません。

やっぱりストップウォッチベースが良いよな~って事で、今回作ったのはやまさんにより同時に設計がされた、Ultimate のストップウォッチを駆動するタイプです。


さて、製作に当たり今回は小型化に拘って見ました。
従来機との比較はこの通り!
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幅・長さともこれがギリギリです…実はこの状態ではケースから基板を出す事も出来ません。
最初に幾つか配線を取らないと抜けないのです(汗)
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今回久し振りにプラスチックケースを使って見ました。
今までプラスチックケースにはあまり良い思い出がないのですが、今回はどう出る事やら。。。


あと、やまさんの実験結果(赤外線センサーの誤作動対策)から赤外線センサーも従来型から小改造。
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今までは CRVP1738(TSOP1738) を裸でフォークアウターにマウントしてカウル本体を日除けにしていたのですが、タカチの SW-20 と言うケースに入れて日除けにし、さらに表面に富士フィルムの赤外線透過フィルター IR-90 を貼って見ました。

フィルターは余計だったかな?これは完全にテスト用の試作なので、失敗したら戻せるようにフォークアウターには今までのセンサーも残してあります…


磁気センサーは初期型P-LAP の物をそのまま利用。
去年ジャンク品と言う事で、先日筑波でフレームを折る大クラッシュを演じた不死身の石○さんから提供頂いた物がベースです。
元々、コネクター付近で接触不良があるとの事だったので遠慮無くコネクターはカットして付け換えましょう。
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P-LAP初期型のトラブルにはコネクター付近の断線が多いですね、ここの不良で使えなくなったのが身近な例では殆どです。(P-LAP2以後とはコネクターが違う)


さて完成したら配線チェックして電源投入。





… …


… … …



あれ??ウンともスンとも言いませんよ?



電源計測、電圧有りません。


ん?テスト用の電源が落ちてるじゃん。
あ、12V 電源のヒューズ切れてるよ~交換して再起動!(これがそもそものマチガイ…)
ヒューズ… 何だコレ?見た事無いタイプだな~(後に基板実装型と言うのと判明)同じの無いし…
ま、いっか!ヒューズ代わりに配線で。


はい、良くないですね、基本ですね。
電気科卒業の人なら卒倒しそうな常識破りですね。
皆さんも気を付けましょう。。。


この後。。。。




もう一度完成した基板に繋いで電源投入… 数分後。




うぉ!煙モクモク!!




アルティメットが燃えています(泣)ここで慌てて電源カット!!



冷静に考えれば電源のヒューズが落ちたのは基板に問題が有ったからに他ならないですね。

燃えた基板修理の過程でショートしてる部分を見つけました… 配線チェックした筈なのに見落としてました…


修理終わったら慎重に配線チェック。
ぶっ通しでやると集中力が落ちていて危険なので、一旦休憩を入れて頭をスッキリさせてから再チェック。
問題無し。


って事で、ヒューズの切れた電源は止めて別の電源で再チェック。


一部疑問はあったけどやまさんに相談して無事に起動しました、良かった~
まだロガーでのリアルタイムモニターのチェックはしていないのですが、ほぼ問題無しです。
実装テストの計画を立てないと行けませんね。