故障していたステッピングタコのシグナルチェックをしました。


昨日テストモードで動くまでに漕ぎ付けたステッピングタコ に擬似回転信号(pulse) を放り込んで作動確認して見ました。



さて、その前にパルスですが…

これには以前から散々悩まされていました。
シフトアップインジケーター RXシリーズの開発の際には初期にはヤマハ JOGを計測器代わりに利用すると言う強引な手法で実施。
今考えると恐ろしい… しかし当時はこの他に手が思い付かなかったんです。

その後は jamathi_50 さんからオシレーターを借用する事が出来、これの大活躍のお陰で開発が大幅に進み、無事にRX77-C109 の完成を見れました。

ですが、そのオシレーターも借用期間を終えて返却しました。

その後はなんと、オシレーターとは違う方式で擬似回転数を発生させてる方が身近に居たのを知り、その方に相談した所秘密の装置を借用させて頂けていました。

ちょっと回転数の制御が難しい(謎)のですが問題無く使えてました。
夜中には使えないのが唯一の欠点でしたが(大謎)

で、時は流れ先日…

通称、”ひげのおじさん”から mcfaj 前に話がありました。
近所で電気屋を廃業した方から大量の電子部品を貰ったので、自分は使わないし要らないか?と。

抵抗とか石とかオペアンプとか電子部品がダンボールに何箱かあるので取りに来て欲しいと。

って事で mcfaj 最終戦が終わって数日経った頃に取りに行って来ました。
話に聞いていた通り電子部品が物凄い数あって(そりゃ1店舗分ですから…)ビックリしたのですが、もっとビックリしたのはその中にオシレーターがあった事。

これには本当にぶったまげました… 使えるかどうか解らないよ?との事でしたが買うと高い機材ですから本当にラッキーです。

って事で今日初試用。
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無事に動きますよ、オシレーター。
校正期限もとっくに越えてるし、本来の用途には使えないかもしれませんがバイクの部品チェックには十分すぎるくらいです。
入手したのは trio の AG-203 と言う機種です。
以前借用していたのは AG-202A でしたから後継機種なのかな?レンジ設定が丁度 6000rpm くらいを境に切り替わるので使い難いですが(AG-202A はレンジは同一でフルスケール使えた)兎に角便利ですね、大助かりです。

さて、オシレーターが無事使える事が解ったので早速タコメーターチェック。

手持ちの RS 純正タコメーターでオシレーターのチェックを済ませたら、先日修理したタコを繋いで見ます。
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無事に動いています、指示値のズレが多少ありましたので調整。
ノーマルのスプリングバック針のタコは狂いが大きくて参考にしかならないので、基準はステッピングタコにします。

指示値が正確であると確認取れている別の RS用オプションステッピングタコでチェック。
微妙な狂いを確認したので補正… 結構補正が大変でしたが無事成功。
イメージ 3

先日見つけた、針のステップを感じ取れずユルユルと言う現象は、電源入れるとクリック感が出る事が解りました。
もう一個の正常なタコは電源オフでもクリック感があり違うのですが、電源入れた際の動作は同じです。
電源切る際に良く聞いていると”カチ”っと何かが外れるような音がするので、もしかしたらマグクラッチみたいな物がモーターの中にあるのでしょうか?それが故障してる??
現段階ではシグナル放り込んでの不具合は確認されないので、電源オフ時の動作は別として組み上げて試して見ないと解りませんね。
ま、モルモットになってくれそうなバイクありませんが… あ、nao の new RS はまだ純正のスプリングバックタコですね…