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11/8 2009年最終戦の mcfaj 筑波に参戦してきました。


天気予報では雨の心配は無さそうです。
数日前に物凄く寒い日があったのでかなり警戒していたのですが、それなりに暖かくて(勿論寒いけど)11月の割には良いコンディションです。

今日の S1 は 10:00 から。
ガレージを借りに行ったのですが事務所の開場時間がイマイチ解らなくて、6時半から並んでいたのですが、結局 7:30 に開きました… とっても寒かった。

ガレージはコース入り口に近い3&5番を確保。

朝方の段階では 125 は mcfaj 参戦組は殆ど居なくて、空いているかな?と思ったのですがそこはやはり土曜日。
選手権組やら全日本組やら、野獣の気配が渦巻いています、やっぱり止めて置けばよかったのだろうか??

隣のピットには化け猫姉さん。
反対側には musashi racing の二人が居ます。
やや離れたピットには sus*mu*9* さん。

nao と同じピットにはちょっと遅れてゆみぞ~さん到着。
のぶぞ~さんは仕事が休めず土曜日欠席だそうです。


今日の課題は安定して4秒台を出す事、いつでも4秒に入れられる 4秒の走りを自分の物にする事。
”なんとなく”では無く、”こうすれば4秒に入る””これが必要”と言う確証を得る事です。

今日は調子が悪いから… とか、何だか調子が良くてタイムが良いってのは何の自信にもなりません。
それは他人の目から見れば手強いライダーとはならないでしょう。

nao は確実性、それを最重要視しています。

これまでのデーターによる机上の分析では、ブレーキング後のカットイン、ここのタイミングに殆ど全てが集約されているイメージです。
このカットインでフロントのサスの伸び出しに会わせてリアが沈むタイミング、これが大変重要です。
グラフがこのように描ける様に走れる事、それがどのようなバイクの操舵で作り出せるのか?
それを確実に掴みたい。

程度の良いタイヤを履いてるのもあり、自分的にはレースタイムを刻みたい。

いざ S1 へ。

S1 10:00 ~ 10:30

09:38 気象条件
気温  15.0℃
湿度 67%
気圧  1017hp

キャブオーダー
MJ  = 185
MJH = 3.9
JN  = 68-34(4)
SJ  = 45
PWJ = 45(CUT MODE の初期設定  3)

コースインして数周、何だかリズムに乗れません。
何が悪いのか?ブレーキングのタイミングが掴めません、カットイン時にフロントに不安感もあり何だかボヨンボヨンしてる感じも…?
タイムは6秒台。
狙ってるのは4秒台ですから、6秒台のフィーリングは当てになりません。
まずは5秒まで詰める事、そこまではライダーの仕事です。

3周目、 1,5.50、しかしあちこち操作が苦しく、第一ヘアピン入り口ではつんのめってしまってギリギリです。
なんだコレは?

まずはタイムを上げないと分析もヘッタクレも有ったもんでは無いので、全力疾走でタイムを刻みますが、5秒中盤までは行きますが4秒に入る走りではありません。

ヘアピンでは失速気味でクリップが手前になりすぎるか、ハラんでしまってクリップに付けないか。
最終では1個目のクリップにスピードを乗せて行けません。
決定的にカットインのタイミングに問題有りです。

どの程度減速して、何処から減速を始めれば適性な速度に持って行けるのか解らなくなってしまっています。

冷静に分析すると何だか高回転に力が足りないような…?って思ってたらホームストレートでガス欠状態で失速するようになりました。
最終のスピードが乗せられるようになってくるとエンジン止まるようです、何だコレは?

ピットに入って確認しますがスロー走行してる分には問題無いようです。
インシュレーターでも破けたかと思いましたがそんな気配もありません。

ピットアウトして様子見つつ走行。

ベストタイム 1,05.33
最高速 184.6Km
デトカン 31発


走行後ちょっと離れた所から RS を見たら原因が解りました… タンクのラム圧チューブ付け忘れて居ました。
ラムって、筑波だと最終でスピード乗せて行かないと殆ど効かないんですね… 


S2 までの間に分析と対策。
フロントの柔らかさ加減は、残ストを確認したら前後ともかなり入ってます。
前回4秒ペースで走った時よりかなり沈み込んでます。
タイヤがグリップするようになったのでサスが負担を受けて沈むようになったと考えて良いかな?
単純比較でフロントが前回より 5mm リアは 3mm 沈んでます。

フロントはイニシャルを 1回転巻いて 19.5mm へ。

リアはイニシャルを掛けると滑り出しが早くなりそうな感じがしたので、 comp を 1ノッチ掛けて様子を見ます。

あとは記憶の中から、前回のイメージを引っ張り出して、出来る限りそのイメージを再現すべく S1 との違いを考え直してライディングの矯正を考えます。

エンジンは前回のデーターと照らし合わせて、気温も近くなってきたので MJ を 182 へ変更。


では S2 へ。

S1 12:00 ~ 12:30

11:30 気象条件
気温  19.0℃
湿度 58%
気圧  1017hp

キャブオーダー
MJ  = 182
MJH = 3.9
JN  = 68-34(4)
SJ  = 45
PWJ = 45(CUT MODE の初期設定  3)

コースインして直ぐ、イメージしていたカットインのタイミングに近い感じで入れるのが解ります。
前後のタイヤの感覚も掴めて来て、自分の走りが遅く感じます。
これは良い兆候です。

ふと前方を見ると musashi の ogawa634 さん発見。
何時もなら直ぐに見えなくなってしまいますが、nao の存在を確認して引張ってくれているようでギリギリ見える位置でラップを刻めます。

2周目、1,04.18 を記録。
じつはコレ、TZ & RS 双方を通じての筑波ベストタイムです。


3周目も 4秒台で、続く 4周目…



ついに来ました。




2005年に 125デビューしてから自分の中に課していたルール。


”3秒出ないと選手権には出れない”




自分で課した課題ですが、最近は目標の領域から遠く離れて夢の領域になっていました。
もう無理かも?って思った事も多々有ります。





S2 4周目、ラップタイムは

1,03.87

ついに3秒台に入りました。
一瞬目を疑いましたが、5周目も 3秒台。

ここでもう何だか解らず嬉しいやら驚くやら、これまでの苦労が頭の中をグルグル回って色んな思い出が湧き出してきてちょっと冷静さを欠いてしまいました。
選手権レギュラーの人達から見れば、”何を3秒台で…”って笑われそうですが。

6週目には 1,04.00

この辺からもう一台別の RS に追い付いてしまったのですが、この RS が直線速くて抜けません。
タイムは 5秒後半から 6秒前半くらいのようですが、飛び込んで交わすまでに至らず 4秒後半から 5秒前半、さらに6秒台へ…
ogawa634 さんは早々に抜いて逃げてしまいましたが、nao はいつも直線でしか抜き所が無いので、たまに同じくらいに走るバイクとかキット車に遭遇するとどうやって抜いてよいのか?経験がまるで足りません。

抜くに抜けず6秒で3周。

こりゃ練習にならんな…と諦めて一度ピットイン。
ラジエターも 65℃と高めの水温だったのでテープ調整して縦2.5枚(NSRラジエター) から 2.0枚へ。

ピットアウトして3周、先程の6秒ペースが抜けないのか5秒台。
疲れてきていて集中力が鈍って来ていたのが解ったので、再度集中して先ほどの3秒ペースを思い出して走行。
4秒前半までしか行きませんでした… この程度で疲れてしまうとは情けない。


ベストタイム 1,03.87
最高速 187.3Km
デトカン 31発


ロガーで拾ってみても 3秒台は変わらず。
幻では無いようです。

3秒入ると翌日の mcfaj ではかなりの好位置を狙えそうです。
冷静に考えれば ogawa634 さんに引張って貰って出したタイムですから、まだまだ自分のタイムではありません。

とは言え、自力でも 4秒前半出せる走り方とイメージは解りました。

決定的には CX(って言わないんだっけ?今は?) の出口でマシンがキッチリと脱出ラインに乗る事。
その為にはダンロップでクリップに付いて、スピードを乗せたまま若干アクセルを開けて動力を掛けつつ切り返しのタイミングを奥に取って(イメージ的にはダンロップに何時までも張り付く感じ)リアブレーキを一瞬当てたタイミングで思い切って一発で切り返す。

あとは第二ヘアピン。
アウト一杯では無く、僅かにイン側(コース 2/3 ちょい外側くらいかな?)で、目標物が無いのでココ!って言えないのですが、そこでカットインするとレールに乗ったようにグイグイ曲がって加速ラインに乗るポイントが確かにあります。

同様の事が1コーナーでも言えますが、ここは調子乗ってアクセル開けてると路面がフラットになったあたりかな?一気に滑り出してハイサイドするポイントがあって要注意、何度か危ない目に合いました。
そこのポイントに来る前にもうちょっとバイクを起こして行けないと駄目ですね。

S字を抜けて第一ヘアピンに入る突っ込みではシッカリと踝でマシンをホールドして、S字2個目では第一ヘアピンに向けてライダーは姿勢を作って置いて、ブレーキングでの G を下半身で受け止めれる様にしておく事。
ハンドルに力を掛けない事で、カットインのタイミングで曲がるポイントがあります。
ここでハンドルに体重を掛けると曲がらないしバンクに依存するしで全く駄目です。


って、鈍い nao なりに精一杯の分析。
きっと間違いだらけだと思いますが、今の精一杯がこんな感じです。



走行後はとりあえずガレージへ引っ越して整備。
すでにガレージには今回共同利用する何時もの win-jack の石○さんが。
今回は 3台でのガレージです。

そして翌日の mcfaj は一人参戦のつもりでしたが、ogawa634 さんが張り付いて手伝ってくれると。
これは心強い。
土曜の夜には嫁さんとも合流で3人体制です、何だか全ての流れが nao に向かって追い風です。

この追い風を見方に付けて今シーズン最後、そしてある意味最後のレースを有終の美で飾りたい物です。