FISCO を走って来ました。


こうさらりと書くには、今回はあまりに長い道のりでした…

まずは前日、出発に備えて仮眠して目覚めると嫁さんから”雷雨だよ?明日も雨みたいだよ?”と…

下界とは別世界の荒れた天候を見せる FISCO ウェザー。
予報を鵜呑みにするわけにも行かないし、ここ2日間の事を思えば行かざるを得ないでしょう!

そのまま出発、時に午前2時。

現地着は午前四時頃、そこから仮眠して目覚めると雨は降っていません。
所々晴れ間もあって期待出来そう?いやいや、晴れ間もあるけど黒い雲も… しかもどんどん悪くなって来てるし。

ゲートオープンを待っていると ogawa634 さん登場。
筑波と迷ったそうですが雨っぽいし、朝5時に天気見て決めて RS を積んで富士に来たそうです。

どうやら雨雲があるのはこの一帯だけで、下界は晴れているそうな… 
またですか… 今日もですか??


ゲートオープンして準備を進めていると mk@HB さんとイシカワさん登場。
今日の 125富士友の会は以上 4人のようです。
イメージ 1


朝方は晴れていましたがどんどん曇ってきて濡れた路面が完全にドライになりそうもありません。
イメージ 2


nao はAサイズピストンの慣らしとサムブレーキの確認が必要だったので、今日は走れるうちに走って置かないと。
皆さんは路面が乾くであろう 2枠目狙いで準備していますが、ここ2日の経験上、2枠目は危険な香りがプンプンです。
あの黒い雨雲が大変気になります…

nao 一人だけ 125組から朝1枠目出走。
順調にナラシをこなして残り10分弱。



ついに来ましたよ…




やはり降りました…



直後に100R で結構大きくスライド、一気に降って来たので対応が大変(汗)

そのまま1枠目の走行を終了。

2枠目までに上るかね?なんて話もしていましたが、直後に豪雨となり御破算…


2枠目出走組みは成す術無く出走見送り。
途方に暮れる2枠目出走組み…
イメージ 3


一旦はこのまま撤収か?と言う流れにもなりかけたのですが、そこは今日で三日目の nao の経験上、この雨は長くは続かない、午後一にはドライになる筈との確信がありました。
天気の動きが丸っきり昨日と同じ!そして昨日は午後一の走行時には完全ドライになっていました。

多分雲の流れは同じだろう…

皆さんに説明して午後枠出走にプラン変更。
途中何度か豪雨も来ましたが、この流れも昨日と同じ、きっと晴れる!

nao はナラシが済んだピストンは決勝用にキープにして、前回痛めつけて修正した B-ピストンに戻します。

突き出し調整とか真っ当にやってたら間に合わないので、選んだガスケット一発勝負(笑)
今回はマイナス気味のゼロフラット。
う~ん、これじゃパンチが出ないかな?ま、仕方ありません。


案の定間に合いそうも無かったのですが、皆さんにタイヤウォーマー巻きやら走行券購入やら手伝って貰って何とか準備完了!
有難う御座いました。

コースはドライ、やはり午後枠には晴れました。
イメージ 4


無事全員で午後枠を走って、大変楽しい走行枠でした。





nao はサムブレーキの習得が主な目的だったのですが、結論を先に言うとやはりかなりの戦力になります。

特にヘアピンの突っ込みに自由度が高まりました。

RS はリアがフローティングのキャリパーマウントですが、TZ はリジッドマウントです。

おかげで TZ はリアブレーキでの姿勢変化とトラクションの変化が物凄いです。

今日の所はそれを認識するだけで終わってしまいましたが、本来リアブレーキとはこうであるべきなのでしょう。
RS のフローティングマウントは、姿勢変化をリアブレーキで積極的に行うと言う方法には向いていません。

今日も最初は、なんだかいつもより曲がらないな?なんて思ってましたが、リアブレーキを当てられるようになったらリアがブレーキングで入るので結果、旋回性に難が出ていました。

そこに気付いて修正してからは何時も通りとなったんですが、RS にはこの挙動はありません。
しかしこの挙動こそが求める物の一旦であるのは事実です。

やはり RS もリアはリジッド化が必須なのかもしれません。

初日としては TZ のサムブレーキテストは結果上々です。
これと言った重大な問題もありませんでした。
レバーの位置は要調整ですが、微調整のレベルであり、その理想も見えました。

タイムはベストで 2分02秒台と褒められた物ではありませんが、得る物はそれなりにあったかと。

トップスピードは 219.9km 出ていて悪く無いですが、ちょっと絞り過ぎたので加速力に難がありました。
暖気では中間が濃いくらいの感じに仕上げないと実走では力不足で加速しませんね。



今後のマシン面の予定としては、TZ は大型のリアキャリパー(3XV用)を投入してもうちょっと効きの良さを求める予定です。
足の過大な入力と違い、親指一本ですから手ですし自由度も高いです。
効くブレーキを微力でコントロールできる方が理想に近いように思います。
ディスク径も 3XV は TZ よりも大きいみたいなので、リアブレーキ一式を 3XV に換装出来るか検討しないとですね。

RS に関してはリジッド化ですね。。。
溶接でマウントをスイングアームに付けて、トルクロッドをフレームでなくスイングアームで引くと言う方法があるようです。
それを調査して実装試験したいですね。

抱えてた問題の多くがリアブレーキをハンドブレーキにする事で解決の目処が立って来ました。
ちょっと忙しくなりそうです。




そして帰り道… 撤収中からすでにそうだったんですが…
晴れなのに雨降ってます。
それも結構な量で降ってます。
恐るべき FISCOウェザー、絶対降るのですね…
イメージ 5


本日富士を走った皆さん、お疲れ様でした!