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昨日今日とハイエースの改良に励んでました。


今回のメニューは2点。
1.  カーナビの改良。

2. キーシリンダーランプの残光化。

どちらも実は市販キットがあるので、手間を考えればそれらを購入するのが手っ取り早いでしょう。
が、そこは nao ですから、出来る事は自前で何とかを目標にします。
さて、天気も良いし、嫁さんが出勤したと同時に作業開始。



カーナビ改良編。

nao ワイドハイエースのナビはトヨタ純正ディーラーオプションの NHZN-W57 です。
トヨタ純正と言う事で、当然走行中は TV は見れなくされ、カーナビは一部操作不能にさせられます。

一応、運転者が注視すると危ないからと言うメーカーの自主規制(法律で定められているワケでは無いらしい)によりこのような処置になっていると。
とは言え、同乗者にさえ操作不能にさせるのは如何なモンでしょうか?
少なくともカーナビ部分に関しては、運転者が走行中操作すると危ないからと言う理由なら、例えば最近は助手席シートベルト警告灯なんて物もありますから、それを応用して助手席に人が乗ってなければ操作不能にするとかでも良いのに。

あまりにも不便だな~とは以前から感じていたので改良です。

まずはカーナビ背面の 5Pコネクターを探します。
事前にネットで情報は集めていて、トヨタ車はこの 040型5Pコネクターにカーナビが必要とする信号が集約されていると。

5Pコネクターの信号の内訳は

1番 PIN  ===>  PARKING BRAKE
2番 PIN  ===>  (空き)
3番 PIN  ===>  車速信号
4番 PIN  ===> テスト用信号アサイン(空き)
5番 PIN  ===>  REVERSE信号

となっているそうです。
ふむふむ。

一応アクセス困難な場合とか、もしもの失敗を考慮して、今回は変換コネクターを作って対処しようかと思います。
コネクターは配線コムでオスメスともカプラーは購入可能でした。

その他、トヨタ部品共販でも純正補修部品としてオスメスともカプラー購入出来るようです。
- オスカプラー -
品番:90980-11789(トヨタ)
ターミナル:7116-4021

- メスカプラー -
品番:90980-11085(トヨタ)
ターミナル:7116-4021

コネクターを入手したら早速加工。
今回はテレビを走行中視聴可能にする為に、#1(PARKING BRAKE) と #4(テスト用信号) のピンをカーナビ側でシャーシにアースします。

次にカーナビの操作側の加工。
#1 と #4 PIN を落すだけではテレビが見れるようになっただけですからナビ操作の為の加工もしなくてはイケマセン。

ナビ信号は車速センサーをカットしてやるしか手は無いようです。

なので #3(車速) の信号線の途中にスイッチを設けて、必要時には車速をカットして操作後に戻す…と言う事になるようです。

当初はモーメンタリーのスイッチでも仕込んで、タイマー回路作ってスイッチ押したら設定した時間だけ速度信号をカットして、その後戻るなんて仕様も考えたのですが、速度信号を切っても GPS 機能は生きていますから、即座に不具合で止まると言う事も無いようですし、何せ回路作るのがメンドクサイ。

トンネル等、衛生を捕まえられない場合は別でしょうが、そんなに長い時間切りっぱなしにする訳じゃないし、速度信号を入れてやれば自動補正されるみたいですからスイッチだけでも大きな問題では無いでしょう。

ざっと車体を分解して、目的のコネクターに自作割り込みコネクターを取り付け。
#1 と #4 のアースはカーナビ取り付けネジに共締めして、ナビそのものから取ります。


速度カットのスイッチですが、メーターパネルクラスターの左側2段目にしようかと。
予め何種類かのスイッチは用意していたのですが、ここでちょっと問題発生。
スイッチのブランクパネルそのものは結構大きいのですが、内側にはギッシリと固定用のリブとかあって、以外にもスイッチを取り付けるのが困難です。

当初目論んでいたスイッチはデカ過ぎて全て問題外。

色々探したけど、とりあえずサッと付けられそうなのはミニ型のトグルスイッチしかありませんでした。

ちょっとカッコ悪いけど、今日の所はコレで凌ぐしか無いようです。。。
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そしてこの作業中に新たな疑問点発生。

無い筈の #2 PIN に配線があります…
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事前の調査ではピンアサインは 1,3,4,5 のみで #2 に関する情報はありませんでした。
再度ネットで検索して見るもやはり #2 PIN に関しては存在が確認出来ません。

ワイドハイエースの 5P ナビコネクターのピンアサインと配線色を確認。
#1  --->  PARKING BRAKE   =  (黒)
#2  --->  不明           =  (黒/赤)
#3  --->  車速           =  (紫/青)
#4  --->  テスト信号      =  (空き)
#5  --->  REVERSE信号     =  (青)

うむむ… これはもう配線図見ないと正体が解りません。
とりあえずはそのまま配線しておきます。


#2 PIN が何やってるか解らないのですが、とりあえず仮配線してテスト。
ふむふむ、パーキングブレーキ解除してもちゃんとテレビは映ります。
ざっと走ってみた所カーナビも機能しているようです。

しかし #2 PIN の謎を解明しないと安心して使う事が出来ないので、ここで一旦止めて置きます…


次!


キーシリンダーランプの残光化。

ドアを閉めると即座に消えるキーシリンダーランプ。

以前の調査でイモビ受信機ユニットに一体化された LED がキーシリンダーランプを担っており、イモビアンテナ受信機のコネクターで赤(常時プラス)と赤/黄(ドアスイッチアース)がキーシリンダーLED に使われているのが解っていました。
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あまりにも気になるので、ちょっとだけ分解してチェック。
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基板を完全に取り外さないと、表面実装された白色チップLED は外せませんが、その為には基板上の前2箇所のイモビアンテナ端子と後5箇所のコネクター端子の半田付けを外してやらねば基板が外せません。

もう一つの手は、チップLED の廻りのプラスチックハウジングを切ってしまってハンダコテが入る隙間を作る事でしょうか?
どちらにしろ物がイモビなんで、かなり危険な作業です… 出来れば色を青に換えたいんですが。

ま、これは今後の課題ですね。



問題の遅延回路ですが、事前のプランでは、適当なコンデンサーと逆流防止ダイオードで遅延回路を作ろうかと思ったのですが、nao ワイドハイエースには、実はコレに大きく絡む不満な点がもう一つ

それはディーラーオプションのフットランプ

購入時にディーラーオプションで設定されているフットランプを入れたのですが、これの光が電球に緑色のランプキャップを付けているので、実際はカタログ程ちゃんと緑色には光りません。
白緑と言うか、ムラもあるしなんだか汚い発色です。

で、実は nao が乗っていた旧100系ハイエースにもフットランプは付けていて、それは高輝度緑LED に変更していました。
勿論ランプより照射範囲が狭いので、消費電力が少ないのも見越して増設。
ランプ2個から LED8個に仕様変更していました。

さらに、このフットランプの遅延回路を利用してキーシリンダーランプの電源もフットランプユニットから引いていました。
トヨタ純正フットランプユニットにはなんと、分解して見ると出力側が 3チャンネルあるのですが、実際に使用されているのはそのうち2チャンネルのみです。(運転席フットランプ、助手席フットランプ)
なので、残りの 1CH をキーシリンダーランプに転用すれば、フットランプと同時に残光出来ます。

って事で、外して持っていたこの 100系のユニットをそっくりそのまま移植してやろうと思ったのですが、微妙に取り付けの配線が違う…

どうやら 100系は左右のドアスイッチが独立してセンスされているようですが、200系は纏めて 1本のセンスラインにされています。
この程度、加工すればあっさり付くのですが、それならば…と言う事で今使ってる 200系純正のフットランプを改造してしまいましょう。

早速分解!
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100系と同じく、3チャンネルありますが使ってるのは2チャンネルのみ。
しかも嬉しい事に 100系では基板上にパターンがあるのみだったのですが、200系ではランプ出力側がコネクター化されていて、基板上に未使用のコネクターが備わっています。
半田付けで回路作る手間が要りません!嬉しいですね。

早速純正フットランプ(電球)を取り外し、フットランプからの出力線を旧100系の LED TYPE に交換。

チャンネル 3 からキーシリンダーまでの配線も製作。

さすがに手持ちで同じコネクターは在庫していませんでした。
コネクターは適当なピンで刺さりましたので、とりあえずはピンを刺して抜けないように固定。
秋葉原で売ってるコネクターなのは知ってるので、今度買ってきます。

キーシリンダー側はバッサリと赤と赤/黄の配線をカットして、フットランプから引いてきた配線に接続。


テスト実施。
キーシリンダーは写真に写らなかったのでフットランプのみ。
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ノーマルの電球使用フットランプは約 8秒で消灯しますが、LED は消費電力が少ない関係でこれだけ増設しても 10秒で消灯でした。
時間的にも問題無いので OK です!

綺麗な緑色に発光して具合が良いです♪


とりあえず実作業はここまでにして片付けました。





問題のナビコネクター2番ピン


配線図を所有してるやまさんに何か知らないか聞いて見た所、わざわざ配線図から調べて頂けました。
有難うございます。

それによると #2 PIN の信号は「ECU-IG」とされ、キーの位置検出用のようだと…
成る程!有難うございます。
そのまま引いて置いて問題無いようです、これでテストドライビングにも自信を持って行けます。


って事で本日テストドライビングしてきました。
無事に狙った機能を実現出来ていました、快適です♪♪