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シフトアップインジケーターの修正作業です。


試作型が完成するまでは早かったシフトアップインジケーター。
その後ちょっと手こずっています。

纏めると

試作1号機 RX-75 

さかい号にて使用、不作動。
プログラムに欠陥見つかり 12800rpm 以上をカウント出来ない。
この RX-75 のみ、回転数のピックアップ方式がトランジスタによるスイッチング。
現在放置プレイ中…
     
試作2号機 RX-77-C108

RX-75 より小型化。
回転パルスのピックアップをトランジスタによるスイッチングからフォトカプラによる方式へと変更。
nao TZ にて作動確認済み。
ただし 12800rpm 以上は使用不能、 テスト時に TZ は 12800 も回らなかったので気付かなかった。

その後、プログラムを 12800rpm 対応版へとアップグレード。
現在テスト機のスペアとして、製作時の見本として使用中。

試作3号機 RX-77-C109

RX-77-C108 の成功から、パネルのレイアウトを TZ で操作性が良いように変更。
作りは C108 と同様なので完全動作のハズが… 不具合持ち。
最新プログラムを使うと何故かソフトがぶっ壊れる。
一世代古い 12800rpm 対応版を使うと 11500rpm あたりでノイズを拾って瞬間的に暴走する。

ってのが開発の歴史。

ソフトがぶっ壊れる原因は全く不明なのだけど、ノイズによる誤作動は対策が出来そう?なので調査を兼ねて動作確認済みの C108 と比較してみました。
同じに作ったつもりが… nao の記憶と記録なんていい加減なモンです、結構違ってました(汗)

その場の思い付きでやってたノイズ対策を施し忘れていたと思う箇所が何箇所か。
ダイオードやコンデンサー付け忘れてたりのミスも発見。
あとは決定的にパルスカウントの配線のプラスとマイナス間違ってた…

RX-77シリーズはピックアップコイルからパルスを拾ってるので、AC入力だからどっちでも良い筈なんですが、一番の問題は nao が間違いを把握していなかった事。
一応、AC でも ラインとアースはあるので、修正作業。

作業終わったら組み上げてチェック。
やっぱり数箇所間違ってたり狙ったノイズキラーになってなくて、肝心な回転パルスに狂いが出たりしたので結構修正に時間掛かりました。
オシレーターがあると大変便利です、この手のミスが机上で発見出来ますから。
しかしオシロスコープが欲しいです… 計測出来ないから修正は殆ど山勘。

ざっと組みあがって、実装したら何時ものエンジンランナップ場へ。
始動確認、とりあえず良さそう。
もしかしたらノイズ対策で直ったかも?って事でプログラムも最新版へ再度変更。

ざっとエンジン暖めて、高回転チェック。

やっぱり11500rpm でノイズを拾ってしまう時があります…
なんだろう??どうも AC から拾うには難しいようです。

他車への流用考えて汎用性の高いピックアップコイルから拾っていたんだけどちょっと苦しそうです。
ちなみに RX-77-C108 では 4000rpm でノイズを拾います。

違いと言えば電源部分の石… C108 のロードロップタイプか、C109 の通常型か。

ロードロップにすれば解決しそうな物ですが、ロードロップは電源の再投入の際にオフ時間が短いと
暴走しちゃうって言う別の欠点があるので、通常型の石を使いたいんです。

C109 の取り去りたいノイズの種類が解らない(測定器が無い為)んで、現状ではちょっとお手上げです。
高周波なのか低周波なのか… 電源そのものに乗るのか、ピックアップ部に乗るのか??

とりあえずピックアップコイルから拾うのは断念してイグニッションコイル一次側からの作戦に変更。

そのままでは回路の都合上取れないんで、抵抗値他を調整して実装。

今度はノイズの影響を受けていません。

まだまだ実際に走行して見るまでは油断なりませんが。
新型プログラムでも 10回以上エンジンの始動/停止を繰り返しましたが今回は壊れません。
ノイズ対策でこっちの問題も直ったかな?これも長期間チェックする必要がありそうですが…

明日走行するので確認して来ます。
そろそろ完全動作してもらって終わりにしたいです… 待たせてる皆さんゴメンナサイ。