先日、ちょっと面白い物をお預かりしました。
omron の TL-W1R5MC1 PROXIMITY SWITCH を利用したシフトロッド(シフターのセンサー)です。
omron の TL-W1R5MC1 PROXIMITY SWITCH を利用したシフトロッド(シフターのセンサー)です。
ロッド部分とセンサー部分は別の状態で渡されて、暇な時に解析してみて… なんて事だったのですがそれだけなら直ぐ出来るのでちょっと見てみました。
まずはセンサー単体で作動確認。
近接スイッチなんて扱った事が無いので、どう作動するのか良く解りません。
幸いにもセンサーの取説はあったので、その回路図を見ながら電源用意して実験。
近接スイッチなんて扱った事が無いので、どう作動するのか良く解りません。
幸いにもセンサーの取説はあったので、その回路図を見ながら電源用意して実験。
実寸図




回路図




ふむ、センサー検出面の近く、およそ 1mm 程度に金属が近づくと 1番と2番ピンの間に掛けた電圧がスイッチが作動する事によって 2番ピンへ流れるようです。
それを踏まえて組み立て、形になりました。
作動確認良好。

作動確認良好。

本体に誤作動防止の為か、やたらと頑強なリターンスプリングが入っていてドンガラが巨大で重いのが難点でしょうか… 本体そのものはアルミなんですがスプリングとボルト類、センサーの検知部分が鉄なのでがかなりの重さのようです。
このタイプは、スイッチ部分は完全に非接触式となるので耐久性に関しては接触式スイッチよりも上かもしれませんね。
感度の調整も外から行えるので使いやすいかもしれません。
感度の調整も外から行えるので使いやすいかもしれません。
が… 前述の通り単純なオン/オフのスイッチでは無いので、バトルシフターに流用するには間に変換のユニットを入れてやらねばなりません。
センサーが作動したらスイッチをオンにしてやるような物です、単純にロッドの結線だけでは繋げませんね。
仕組み自体は簡単ですから、材料さえあれば簡単な電子工作で作れそうですが。
センサーが作動したらスイッチをオンにしてやるような物です、単純にロッドの結線だけでは繋げませんね。
仕組み自体は簡単ですから、材料さえあれば簡単な電子工作で作れそうですが。
本体側から見たセンシングに関しては、ホンダワールドが作っていたスーパーシフターとかと方式は同じ?になるので(スーパーシフター良く見た事ないので推測ですが)スーパーシフターの人は調整が楽になりそうなのでこのセンサーは良いかもですね。
この持ち主さん、バトルシフターのユーザーなので駄目ですけど…
この持ち主さん、バトルシフターのユーザーなので駄目ですけど…
構造は難しくは無いので、センサーが手に入って旋盤さえあればレプリカを作れそうでは有るのですが。
バトルのロッドスイッチは故障率が高く改善したいとは思っているので、今回調査出来て強力なヒントになりました。
実は先日 TZ のロッドスイッチが壊れて”また”買ったばかりだし… 何とかしたいですねえ。