タイヤウォーマーを改良しました。


事の発端は多分名前伏せてもバレバレの某125ライダーさん。
配線修理と一緒に通電確認のインジケーターランプも付けて欲しい… の依頼です。

う~ん、困った。
実は nao は AC100V で点灯するネオンランプの存在は知っていたけど、物は持っていない。
おまけにちゃんと調べた事無いのでイマイチ良く解らない…

とりあえず買出しにも出なきゃ部品が無いし、修理はするけど改造は後回しでお願いしていました。


が…

近所のホームセンターユニディにブラケット付きネオンランプが売っているのを発見。

ネットや雑誌で調べて見たけど、中々タイヤウォーマーのインジケーターに使えそうなネオンランプって見当たりません。
多くはアルミパネル等にマウントするようになっていて、物がデカい上に照射方向が狭いです。
秋葉原をうろつけば良いのあるかな~とも思ったのですが… 当分行きそうも無いので。

このブラケット付きを購入!

そのまま使う手もあったのですが、前述の通りレンズが全面にあり、パネルにマウントするのが前提の作りだったので横から見た場合に発光が良く解りません。
おまけに本体がデカいので収まりも良くありません。

ならば…

レンズを取ってしまえ!ってワケで解体です。
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取り出したネオンランプは裸電球同然なので、当然周囲か見ても発光が良く解ります。
ただ、拡散レンズを取った為か日中の直射日光下ではちょっと見難いです、ま~仕方ありません。(ある程度割り切りも大事です)

そのままでは割れた時に大惨事だし、硬い物ぶつけたら直ぐ割れてしまうので外側をシリコンチューブで保護します。

本当はただのビニールチューブでも良かったのだろうけど、場所が場所なんで、耐熱性に優れたシリコンで。
nao電機商会はリーズナブルがモットーなのですが、安い材料使うのがギャンブルのような場合には安全策を取らせて頂きます、依頼者さんには申し訳ないけど独断でシリコン決定!
殆ど熱入らないのは勿論解っていますが… 半分は気分ですね。

シリコンチューブを巻いたネオンランプを耐熱テフロン線を使って配線。

本来は断線の有無が解るから、発熱体の前後でワイヤリングするのが良いんだけど、サーモスタットの作動にも反応しちゃうし、結局それじゃサーモが効いてる時にビックリするし、第一そんなに長いテフロン線が在庫無し。

テフロン線も高いしね… 改造依頼のあったタイチウォーマーは配線の腐食が結構酷いし痛んでるんで、やるならある程度予算を割いて配線総張替えじゃなきゃ駄目でしょう。

って事で、安易にコネクター部分から配線を引きました。
少なくとも電源の異常は検地出来るので問題は低いでしょう。

どうしても断線を検地出来るように配線したい場合にはそれ相応の予算を貰って材料を買い出して、シーズンオフに施行ですね。(勿論、サーモ作動を回避するように配線も出来るけど、予算掛かるしメンドクサイ… そこまで必要か?って事です)

ざっと試作出来たらチェックです。
nao RS に被検体となってもらって確認、良い感じじゃないかと思います。

電源オフ
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電源オン
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しかし、実はこれ無許可なんで、このままじゃ自己満足なんでオーナーさんに確認… 無事OKをもらったのであとは納品ですね、富士のレースの時に渡す予定です。
ちょっと予算が掛かってしまってゴメンなさい。


で、次はいよいよ自分のです、辿り着くまでが長かった(笑)
材料はこんな所。
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こちらは材料見て解るとおり、ただネオン付けるだけじゃありません。
いや、ネオンは実はオマケで、nao は延長コードにネオンがあるので実は必要とはしていません。
ネオンはついでです。

じゃ、何をやるのかって言うと…

バトル製のタイヤウォーマーって、コードが中途半端な長さでちと使い難いです。
コンセントまで引っ張るには短すぎだし、グリッドに持ってく時にはコードが邪魔だし…

じゃあって事でコードを短くしてしまいましょう!

長さが必要な時には長い延長を使えば良いのです。
グリッドに持って行く時にもコードが邪魔になりません。

思い切って 10cm の所でコードをザックリとカットです。
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切ったらコンセントプラグを取り付け、ネオンランプを先程のタイチウォーマーと同じように配線。
プラグを付けるとコード長はおよそ 8cm になります。
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切り取った配線側にもコンセントを付けて無駄なく再利用(笑)

完成したらチェック!無事動作しました。
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さてかなり便利になったような自己満足なのですがどうでしょうか??