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NTN の両面接触ゴムシール、6906LLU を購入しました。


TZ125 のハブは手持ちで3個あるのですが、うち2個のハブベアリングがゴリゴリになって終了していました。
手持ちで3個あった関係でほったらかしていたのと、ヤマハからはハブは ASSEMBLY でしか供給されておらず、しかも値段が高い。
YAMAHA MOTOR の部品情報検索システムから値段を調べて見ると…
4JT-25360-10   CLUCH ASSY   \6,983  
う~ん、高い!とても購入できん。

駄目になったのはベアリングだけなので、ベアリングだけ交換できないかな?とは随分前から思考していました。
ベアリングの法則については以前調査済みなので刻印とサイズから仕様ベアリングの種類を割り出します。

これまで使われていたのは NSK の 6906DDU と 6906VV でした。
6906VV の方は一度ベアリング交換がされている筈です。
シールの種類を調べて見ると、DU が接触ゴムシールで V が非接触ゴムシール。
V だと雨走ると多分壊れるな… 前使用者がドライ専用の意味で入れ替えたのかもしれません。

ベアリングを購入して交換したい所ですが、なかなか近所に小売してくれるベアリング屋さんがありません。
NTN の工場ならすぐ近くみたいなのに(涙)
秋葉原に日産商会なるベアリング小売店があるところまでは解ったので、ここで買ってもよいのですが今回はインターネットホームセンター MONOTARO なるネットショップで購入して見ました。
セレクトしたのは 6906LLU で NTN の両面接触ゴムシールです。
理由は NSK より安かったからです。
スペアも含めて 3個購入、それが先日到着。

それより先行してベアリングの抜き取り作業も実施してみたのですが、嵌め合いが固くてアテモノして引っ叩いたくらいでは全く抜ける気配がありません。
これは困った… 油圧プレスでもあればなあ… そう言えば以前、車の腹下とジャッキで簡易プレスになるなんて情報もあったよな…と思いつつ、しょうがないから交換は外注にするか?と考えたり。
そんな矢先、ツールカンパニーストレートで商品一掃セールをやっているのを発見。
そして、そのラインナップに卓上軽作業用油圧プレスがあるじゃないですか!
と言う訳でなんと個人宅、しかも団地住まいに油圧プレス導入です。(ベアリングが抜けないショックによる衝動買い…)
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ま、ちっちゃいし有用だから良しとしましょう。
コイツを使ってベアリング抜きに挑戦。
ハンマーで引っ叩いて抜けずに苦労していたのが馬鹿みたいにあっさり抜けるんですけど…

ベアリングが抜けたらハブ本体をキレイに洗浄して接触勘合面にオイルを薄く塗りベアリングを圧入。
またまた馬鹿みたいに楽チンに圧入完了。

これで死んでいたハブが無事復活しました。
プレスは結果的に今後も活躍するでしょうから買って正解だったかと思います。
卓上の小さいやつってあまり出回りませんし。
能力は 3.5t と非力ですが個人宅で使う分には十分です、これ以上が必要な時はもう外注で業者任せにします。

さて、結局…

ストレート製 3.5t 卓上ベンチプレス    ---  \12580 (セールに付き定価の 15%OFF)

NTN 両面接触ゴムシールベアリング 6906LLU  ---  \2004   (送料込み、単価\668を3個)

という結果でした。